セミナービジネスは”印象”で決まる | ライバルがいない道を歩く技術「ビジネスメンタリズム」

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※メンタリストとはメンタルマジックを行うマジックパフォーマーの事です。

「人が人を選ぶのはどういう心理が働いたからなのか?」
 
という格好のサンプルがあったのでそれについて徒然を書いてみます。
  
そのサンプルとは、小池百合子新都知事です。
 
彼女から私は、
 
「人が誰かに選んでもらう時に大切なのは“この人は信用できるかもしれない”と思わせることである」
 
と教わりました(お会いしたことはないですけど)。
 
一般大衆が、立候補した人の公約の内容や“本当の”人柄などは短い期間で吟味することは出来ません。
 
だから、分かりやすい言葉、信用出来る人の推薦、イメージ戦略、メディア戦略、外見、一貫性などを武器に、「信用できる印象」というものを創り上げることに腐心します。
 
大衆の印象は、
 
「巨大な権力に立ち向かう一人のか弱い女性」
 
「おじさん達にいじめられても明るく受け流す強い候補者」
 
「嘘をつかなそうな芯の強い一面」
 
「うんざりしていたこれまでの流れに終止符を打つ期待の都知事」
 
といったイメージでしょうか。
  
これはセミナービジネスにおいても同じことです。
 
良いコンテンツを持っているにもかかわらずセミナービジネス(特に集客)に苦労する講師とは、大衆の心理的には「投票したくない候補者」と同じということです。
 
たとえば、
・知名度が決定的に無い
・分かりにくい
・露出が少ない
・日ごろの言動が怪しい、怖い、攻撃的である
・実績や肩書きに信ぴょう性が無い
・一度投票(参加)してくれた人を満足させていない
・過去に騙された
・ネットに醜聞が載っていた
・期待感が無い
 
という講師がセミナービジネスで成功することはありません。
 
SNSを見ている人はちゃんと分かっています。
 
「この講師は信用できると思う」
 
「この人が言うなら本当だろう」
 
「セミナー業界に新しい流れを創りだす人だ」
 
「クリーンなイメージがあるからきっと騙されることはないだろう」
 
ということを。
 
人は「印象」で判断します。
 
いかにして「信用できる印象」を創り上げられるか。
 
そして、相手の印象の通りふるまう演技力があるか。
 
相手の期待に応えられる覚悟はあるか。
 
一生懸命マーケティングやライティングを勉強する前に、世の中の大衆心理をよく見て分析することの方が大切だと思います。