「あの出来事がきっかけだった」と、
もうわかっている。
親との関係。
パートナーの一言。
職場での出来事。
どうして自信がなくなったのかも、
どうして人に気を使いすぎるのかも、
頭では理解している。
それなのに、
・同じことでまた傷つく
・また我慢してしまう
・また無理をしてしまう
・また不安になる
こんな経験はありませんか?
「原因はわかっているのに、変われない」
これが、
多くの人が感じている違和感です。
わかっているのに変われない理由
私たちは、
「理解すれば変わる」
と思っています。
たしかに、
知ることは大切です。
でも、
わかっているのに変われないときは
頭では整理できていても、
身体がまだ緊張している。
たとえば、
同じような場面になると
・胸がぎゅっとなる
・呼吸が浅くなる
・体が固まる
これは、理屈ではなく
身体の反応です。
身体は、過去の出来事を
「記憶」ではなく「感覚」として覚えています。
だから、理解が出来たとしても、
すぐには変わらない。
傷は、出来事そのものではない
本当に残るのは、
出来事そのもの記憶よりも、
そのときの自分の状態です。
怖かった。
一人だった。
助けがなかった。
必死だった。
そのとき身体が感じた緊張が、
今も残っている。
だから、似た状況になると
また同じ反応が起きる。
それが
「わかっているのに変われない」
の正体です。
変わらないのではなく、守っている
この時、
身体は壊れているのではありません。
変われないのではなく、
守る必要があると判断しています。
あのとき傷つかないように作った反応を、
今も続けているだけ。
だから、
「もっと頑張らなきゃ」
「もっと深く癒さなきゃ」
「もっと理解しなきゃ」
と押してしまうと、
身体はさらに固まります。
必要なのは、説明よりも“安心”
深い傷に必要なのは、
新しい理屈よりも、
「今はもう安全だ」と身体が感じること。
呼吸がゆるむこと。
力が抜けること。
一人で戦わなくていい感覚。
そのとき、少しずつ
同じパターンが変わり始めます。
それは、
もう守らなくてもよくなったからです。

