退院後 Ⅲ


 先日も書きましたが、自分の心が休まるように心がけていただければいいのですが、退院すると仕事もありますから簡単にはいきませんけどね。

 一度去っていったお客様はなかなか元には戻りません。だから、売り上げも以前とは違いかなりの落ち込みになり、悩んでしまう事もたびたびです。

 いっそうの事店を辞めてどこかに就職しようか?とか商売替えしようか?などと考えましたが、私には今の職しかないので妻と色々試行錯誤しながらの商売でしたね~。

 とにかく出費を少なくし、つつましい生活になりましたが、けっこう私は、これはこれで何とかなると思い仕事は休まずに頑張っていたつもりです。

 夫婦ですからいつも笑顔ではいられませんから、どちらかがイライラしますと喧嘩にもなりますよ。

 でもね!妻が支えてくれたから今の自分がある訳ですから、はけ口の相手はアースと言う犬でしたね~。

 散歩に出ると相手してくれたので私の心は癒されました。また、散歩を重ねる事で体力的にも回復できたように思います。

 いつからか、我が家のワンちゃんをリハビリ犬と紹介するようになっていましたね~。散歩ももちろん愚痴を聞いてくれるのもワンちゃん。

 誰かが私の散歩を見ると可笑しかったでしょね。グダグダ喋りながらの散歩でしたから笑っていた人もいるかも知れませんね。

 時間にして15分~20分程度ですから距離にして約1キロ程度ですかね~じつに楽しかったですよ。

 でも、アースも私の言葉を理解していたのかな~と思います。

 このワンちゃんの事も後日書こうと思っています。


 話は変わりますが、お風呂に入るとお決まりのように般若心経を唱えていましたが、いつの日か暗記してしまいましたが、今でも時折ですが電気を付けずにお風呂に入り窓を開けて星空を眺めながら入浴する時もあります。

 私が幼かった頃は、今とは違い風呂場は裸電球一つでとても暗かったのですよ!だから、星空が見えて良かった記憶が今でもあります。

 私が住んでいるのは四国の田舎の町だから空気が澄みきってると、月明かりだけでもお風呂ぐらいは入れます。

 何故?こんなにもお風呂にこだわるかと言うと、皆さんも経験がある方も居るかも知れませんが、私は幼い頃風呂焚きは「子供の仕事」でもあり、薪を炊いてお風呂を炊いていました。

 おまけに現在のように水道が無かったので、川からバケツで何回も運んで水を溜めていましたからほんと大変でした。

 無論炊飯器も今のように普及していなかったので竈(カマド)でご飯を炊いていました。

 ご飯も当然お焦げができていましたが、おにぎりにお婆ちゃんがしてくれていたのを楽しみにしていましたね~。

 炊飯器で育った方には理解できないかもね?でもね~このお焦げがなんとも言えないぐらい美味しかった!

 「ごめんなさい」話それちゃった。

 時折ですがお風呂で電気を付けずに入浴すると流れ星に出会う事もありますよ!ん~何だかわからないけど、とてもロマンチックな感じで私は個人的に好きなのです。ま~田舎だから出来るのかも知れませんね!

 そうそう夏のお盆にはペルセウス流星群が8月12日~15日まで盛んですから、ひょっとしたら流れ星見えるかも知れませんよ!

 今は6月だからカエルの声が響きこれはこれで良いものです。お盆を過ぎる頃にはコオロギや鈴虫の虫の音も聞こえて来てなかなか情緒があるのです。

 要するに私はわたしなりにお風呂でリラクゼーションをしているという事を伝えたかったのかな?

 お風呂に入っても要するに楽しみながら入浴して下さいという事です。知り合いには防水のラジオを持って入る方もいるそうですから。




              マーボー