約1か月ぶり。久々の投稿になってしまいました。

雪が舞い散る今日、片岡保育所の第62回の修了式でした。


矢板市が運営する公立保育所としては、最後の修了式。来年度からは民営化され、新たな一歩を踏み出します。修了式に出席をさせていただくようになってから5回目になるのですが、毎回、涙。。。


修了証書を小さな身体でしっかり受け取って、回れ右して会場後ろに進み、ご父兄席で待つお母さん、お父さんに「ありがとうございました!」。そして、お母さん、お父さんからの「おめでとうございます!」。保育士の先生方のハードなお仕事のなかでも、「修了式のこの瞬間があるから、やってられるんです」というお声もあるように、修了式は本当に特別。感動です。

所長先生はじめ諸先生方、本当にありがとうございました!
そして、修了生の皆さま、保護者の皆さま、本当におめでとうございます!

と同時に、未来の日本、世界を担う子どもたちを育ててくださっている保育士の先生方の待遇をどうにかしないとなりません。日本の教育を支える先生方へのサポートは、制度ではなく、人の善意に甘えている面が大きい。だから、そもそも保育士の先生がなぜ不足しているのか(=収入が低い、仕事がきつい、対保護者対応に苦慮)への対応策を講じるのではなく、資格がない人でも働けるようにするというピントがズレる課題解決策が出てくる。結果、特に公教育では先生のナレッジが属人化してしまっている=その先生が異動などでいなくなると、学校の雰囲気、児童・生徒の学力含め、がらっと変わってしまう。

人の力を日本の資源にしていかなければならないし、特に未就学児~小学校の子どもたちへのしっかりした学び環境の整備(予算も人もナレッジも)が必要なのに、子育て世代よりも、上の世代への資本分配が高いのが日本の現状。それが単純に悪いというのではなく、バランスが悪い。一地方自治体では対症療法になりがちで、根本的な解消が難しいのですが、出来る限り、子どもたち、及び子育て世代へのシフトを進めて行きたいと思います。

経営資源のバランスを変えるには、子育て世代が政治に関心を持って、税金の使われかたをCheckして、選挙に行く=つまり、声を上げていくしかないんですよね。さらに変えるのには痛みもありますし、予算が潤沢ではない以上、どこかを厚くするためにはどこかを削るしかない。

今年は、夏に参院選、矢板市では4月に市長選、県議補選、市議補選というなかなか珍しいトリプル戦があります。自戒の念も込めて「政策を並べて、未来を美しく語るだけ」は誰でも出来るのですが、良いことだけを言っていても具現化できなくては全く意味がありません。ぜひ政策の内容はもちろん、それを「どうやって具現化してきたのか=過去の実績」と「未来にしっかりできるのかどうか=人モノカネの経営資源」もCheckして投票に行きましょう。子育て世代の声を上げて。