すっかり年の瀬ですね。
しかし、インドは全く年末年始を重要視せず・・
カウントダウンパーティーなどあるものの
みんな12月31日まで仕事して
1月2日から仕事も学校も全部開始です。
さて、インドが世界に誇る建造物タージマハル。
これを見ずにインドに住んでるなどと言えないと思い
ついに行ってきました。
まずは穴場のチケット売り場、シップグラムまで行きます。
ここでほとんどの荷物は預けなければなりません。
タージマハルはなんとガイドブックまで持ち込み禁止。
そして環境に配慮したエコカーでゲートまで移動。
タージマハルの黄ばみが以前大問題になり
清掃して以降このような試みをしているそうです。
さぁ、そしてゲートで厳しいチェックを受け
いよいよタージマハルへと向かう門の前に。
門をくぐると・・・・
ついに見えた!!
かすみの向こうに浮かび上がる白亜の墓。
そう、これはお墓なのですよね・・
その大きさに圧倒されます。
しかし、遠くから見ているとなんだか実感が湧きません。
テレビやら雑誌やらで見すぎているからかもしれませんね。
きたぞーっ!っていう現実味がなんだかないのです。
近づいて初めて分かるその大きさ。
タージマハルは真っ白か!と思っていたので
中に入ってみると様々な色をみることができます。
細部まで細工が本当に素晴らしいです。
これをインレーアートと言うのだそうです。
大理石を削って宝石を埋め込んでいるのですね。
タージマハルの周辺には、こうしたインレーアートの
専門店がたくさんあります。
タージマハルを作った人々の技術が
代々受け継がれているのですね。
ただし、これらは偽物もおおいようなのでご注意。
大理石に彫られたきちんとしたものが欲しければ
やはりこういう工場まで行くのが確実です。
タージマハルですが、やはり一見の価値ありです。
天文学的費用をかけて作られたというその建造物。
中にはシャージャハーンとその妃が2人で眠っています。
その昔のインドの栄華を思い起こさせてくれました。
ただし、泣くほど感動するというわけではないかな~
見慣れ過ぎてるのが原因でしょうね。
私は人生で一度だけ建造物を見ただけで泣いたことがあります。
モロッコのカサブランカにあるハッサン2世モスク。
事前に知っていたわけでもなんでもなく
夕焼けに染まる頃たまたま見に行ったそのモスクは
見た瞬間に涙ぐむほど雄大で美しかったのです。
またああいう感動的な建造物が見たい!!
次に狙うはチベット・ラサのポタラ宮殿か
ロシア・キジ島の木造教会。
いつかきっと。