日本とは Ⅲー1

 

 

 

人類の歴史を扱う学問、特に考古学は時代とともに進化しているようだ

 

 

最近のDNA解析で、日本人と中国・朝鮮人とは別人種であることが証明された

 

 

日本の歴史で、縄文土器とか弥生土器と呼ぶのはまだよい

 

縄文時代も弥生時代も日本人のDNAに違いは無い

 

縄文人とか弥生人と呼ぶのはナンセンスであるようだ

 

 

 

      

 

 

自分は私大の商学部に在籍であった

 

経営学として理論的体系化は重要であろう

 

然しながら、組織を運営するのには、特に営利法人には実体験が限りなく重要

 

ドイツでは経営学の授業に、何らかの形で経営実務が取り入れられるとの噂を聞く

 

 

考古学の分野では不可能なこと

 

専ら学者・研究者の説に頼るしかない

 

      

 

 

 

千葉市にある加曾利貝塚へは何度も訪れた

 

遺跡発掘現場も見学した

 

根気と細心の注意を必要とする作業であることが分かった

 

 

日本は森と水に恵まれた国土である

 

それだけに、人々は食料確保にユーラシア大陸の他国のように困らなかった

 

 

 

加曾利貝塚を訪問する度に感ずることがある

 

日本最大の貝塚であるから、居住していた人も比較的多かったはず

 

発掘された住居跡の復元だけではもの足りない

 

当時の人々の生活を感じさせるものであってほしい

 

 

 

 

 

      

 

 

 

三内丸山遺跡はまだ訪問していない

 

写真で見る限り、考古学者や地元の人々の努力は高く評価できる

 

しかし6本の太い大木で作られた櫓は何に使われたのであろうか

 

これほどの太い柱であるから、階上は屋根のついた集会所か倉庫があったはず

 

無責任な個人的想像であるが、弥生時代の吉野ケ里遺跡の建造物に近いものであったのか

 

 

       

 

      

 

 

 

縄文時代を知るには、発掘された土器・土偶・新石器が主たる資料になる

 

1万年も続いたのであれば、ライフスタイルのみならず、精神的な進化もあったはず

 

文字の無かった時代、メンタルなものを知るのは至難の業

 

 

我々が教科書的に認識しているのは

 

新人類(現生人類)が出現したのは、役5万年前であり、それ以前は20万年に現れた旧人

 

つまりネアンデルタール人

 

   新人類は5万年前にアフリカを出て

 

   中東でネアンデルタール人と交配しながら世界中に広がっていった

 

 

ところが、2013年に島根県出雲市の遺跡から11万年前の旧石器が発見された

 

この旧人と新人の問題がややこしくなる

 

重要なことなので、別項で考えてみたい