組織のトップはどうあるべきか  

 

 

日本はバブル崩壊から30年以上も経済は伸び悩んでいる

 

 

官僚的体質とは日本の専売特許ではないが、他国と比べて顕著であると感ずる

 

 

上級職公務員のみならず、企業経営トップにも見受けられる

 

日中戦争・太平洋戦争を通じて、日本の陸海軍幹部にも見受けられる

 

 

 

           

 

 

日本人は他国と比べると、国民は能力が平均化されているのではないか

 

際だって頭脳明晰な人は数パーセントと思っている

 

 

大組織になると、問題も出てくる

 

 

       

太平洋戦争に関する出版物は多い

 

以前からかなり冊数を読んできたはず

 

 

終戦後のGHQ(連合軍総司令部)の意向で、あの戦争をワンサイドで歴史化したはず

 

歴史は勝者の歴史

 

 

 

日中戦争の泥沼にはまり込んだ日本は、あの広い太平洋でアメリカに闘いを挑んだ

 

日本は310万人の犠牲者を出した

 

 

 

          

 

 

 

敗戦国となった日本は、朝鮮戦争あたりを契機として再建に励んだ

 

中国の急速な経済成長が顕在化するまでは、GDP(国内総生産)は世界第2位であった(現在第3位

 

 

然しながら1990年のバブル崩壊から30年も経済成長は停滞している

 

 

日本式経営が注目された時もあった

 

それは終身雇用年功序列

 

 

終身雇用は企業の人材確保競争により変わりつつある

 

年功序列は大学卒業、入社の旧いい順に昇進していく

 

 

 

         

                   山口多聞

 

 

       

ミッドウェー海戦で、南雲忠一が山口多聞より帝国海軍大学の先輩であることから連合艦隊司令官になった

 

山口多聞が総司令官になっていれば、ミッドウェー海戦の勝敗は変わった可能性がある

 

年功序列弊害の見本みたいなもの

 

 

 

極めて重要なことは、日本はどこまでこの旧弊から脱したのであろうか

 

 

                      

        

                            どっちが”隠し砦の三悪人”だっけ

 

 

映画”隠し砦の三悪人”をみたのは、小学生か中学生の頃であったろうか

 

黒澤明監督の映画は殆ど見たはず

 

この映画はその中でも強く印象に残る

 

三人が悪人であるか否かかは別として、それぞれが明確な目的意識を持っている

 

 

 

          

               東芝を解体に追い込んだ三悪人

 

 

太平洋戦争に敗れた原因は、国力・軍事力の差が基本的要因とされる

 

戦略・戦術・作戦のどれを取ってもアメリカ軍に劣るものばかり

 

 

しかしもっと基本的な問題があった

 

それは軍人と言われる連中は官僚、つまり軍官僚が戦争・戦闘を決めた

 

東條英機以下軍首脳は官僚であった

 

 

官僚の特徴は、

 

     自分の出世最優先

 

     責任回避

 

     セクショナリズム

 

 

まさに軍官僚はそれらの要素を見事なくらい身につけていた

 

 

問題なのは、現代の官僚にそれらの体質が受け継がれていること

 

ここで言う官僚とは、上級職公務員のこと

 

 

官僚だけでなく現代の大企業幹部にも同じことがいえる

 

東芝を解体に追い詰めた、西田・佐々木・田中の3社長

 

彼らが不正会計、つまり粉飾決算に関わっていたこと

 

 

日本はどうすれば良いのだろうか