広島市の大規模土砂災害で、甚大な被害が出てしまった
、同じ様な土砂崩れが有った、同じ場所で、再び起きたと、言う。
何故防げなかったのか?
そう、どんなに科学が発達しても、自然災害の前では、人間は、まったく、無力なのだ。
もしかすると、未来永劫、そうなのかも知れない。
ニュースを見て居て、かつて私が、取材に行った、数々の現場を、思い出してしまった。
奄美大島の台風取材。
道路が寸断されてしまい、孤立してしまった集落へは、漁船をチャーターして移動。
北海道「朝日温泉」が土石流にやられた、現場へも行きました。
「朝日温泉」へ向かうとちゅうの道路。
山梨県南巨摩郡早川村雨畑地区でも、道路が寸断、集落が、孤立。
その他にも、奥尻島の地震津波被害、東北の震災・・・・・・・・・・・・と、まあ色々な被災地へ、取材に行った
が、どこへ行っても嫌だったのは、被害に遭った人たちが、一生懸命、家の中から、土砂を掻き出して居
るのに、その人達の作業を邪魔するように、声をかけて、インタビューしなければならない事。
悪いと思いながらも、いったん作業の手を止めさせてでも、カメラを回して、インタビューを撮らなければ、
こちらは、仕事にならないのです。
特に、避難所になっている、公民館や体育館などへ、夜に取材に行った時など、一番辛かったですね。
避難して来た人たちが、疲れて、不安な夜を迎え、休んで居るのに、どうしても、スケジュール的に、次の日に取材する事が出来ない時など、米搗きバッタのように、頭を下げて、謝りながらインタビューを、しなければならなくて、本当に、申し訳なくて、・・・・・・でも、それを、撮らなければディレクターがPに怒鳴られちゃうし。・・・・・
よく、テレビを見て居ると、後姿を撮影してインタビューしているのを見かけるでしょ。
あんなのは、大体、相手が嫌がっているのに、無理に、撮らせてもらってる事が多いんですよ。
無神経な取材をして、「お前ら、いい加減にしろ!!」なんて怒鳴られている、クルーを、見かけた事も、有ります。
テレビを見て居るだけでは、気が付かないかも知れませんが、マスコミって、けっこう色々なところで、迷惑をかけて居るものなんですよね。