松本サリン事件、あれから20年。 | 三井三太郎オフィシャルブログ「三太郎のここだけの話」Powered by Ameba

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八人の死者を出し、戦時中で無く、市民に向けて化学兵器が使わわれた、世界で初めてのテロ事件、「松本サリン事件」
あれから20年が経ちました。

事件発生後、すぐに取材の為、現場へ向かった私は、それまでに嗅いだ事のない変な臭いが漂い、池の周りの、一部だけが黄色く変色して居る草木を見つけ、その異様な雰囲気に、本能的に何か、とてつもない事が起きた事を、肌で感じた事を、今も昨日の事の様に覚えて居ます。

そして私は、あの事件で本来、被害者で、第一通報者の河野義行さんが何故、犯人扱いされる事になってしまったのか、その瞬間に立ちあって居ました。


第一通報者の河野さん宅から、農薬が
押収され、河野さんが参考人として、連日、取り調べを、受けて居ましたが、最初は、まだ我々、報道人は、果たして本当に河野さんが犯人なんだろうか?
と疑問を、持って居たのです。

しかし、或、一人の男の、あの発言により事態は一変し、翌日から一斉にマスコミは、河野さんを、犯人扱いする事になってしまうのです。

警察で副署長が囲み会見をしたのですが、その時に、彼が、うかつにも、「もうだいじょぶですビックリマーク」と、口を滑らせてしまったのです。
その一言で我々マスコミは、警察が、確定的な証拠をつかんだものと思い込んでしまったのです。ガーン
今、思い出しても、河野さんには本当に申し訳なく思います。


もちろん、オウム真理教の犯罪で有る事が解り、その後、私が河野さんのインタビューに伺った時には、シッカリと謝罪をさせて頂きました。  

が、いまだに、一切、謝罪をしていないマスコミも有るそうです。