「こだわりの食い物」ジャンルから、恥ずかしながら、私、ただ今、帰還いたしました(このフレーズ分かる人、だいぶ年齢分かってしまうよね・・・)。


久しぶりに、このブログ始めた原点でもある、「近況通信」に立ち返ってみました。


中国のお正月である「春節」(毎年、日付違うんですが、今年は、なんと、バレンタインデーの2月14日と、重なりました!おめでた×2)を前に、ついに、中国語版「ドラゴンボールZ」アニメコミック版が出ます。

集英社さんから、許諾いただいて、まずは、サイヤ人編、ギニュー特戦隊編、フリーザ編の3シリーズから出します。

出版社は、「ドラゴンボール」を出してもらっている、中国少年児童出版社です。


「ドラゴンボールZ」アニメコミック販促用に製作中の、ポスターです。

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「ドラゴンボール」コミックのほうは、5年前に、出版をさせてもらい、毎年、100万部近くの重版を重ね、累計では、現在、800万部を超える発行部数になっていて、更に売れ続けています。
実は、正式出版までに、すでに、かなりの部数の、海賊版が出ていて、中国でも誰もが知っている、いわば古典ともなっている作品なので、最初は、どのくらい売れるか、私たちも、中国の出版社も、内心心配でした。

でも、結果的には、昔、海賊版でドラゴンボールを読んだ人たちの中にも、品質のいい、正規版であれば改めて買うという層が、確実に存在しているということを、実証でき、海賊版の存在だけが、注目される中国市場の中で、私たちにとっても、中国の人たちにとっても、とても、意味があったと思っています。


ちなみに、コミック発売当時に作った販促用ポスターです

 「新聞出版総署正式批准」

 「集英社初の独占授権」

 「国内唯一の正規版 ドラゴンボール」とのアオリが入ってます

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発売後、わずか100日間で、総発行部数100万部を突破した時のを記念の帯を巻いた本です。

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中国語版「ドラゴンボール」コミック本体記念すべき第一巻カバーです
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コミックの本文

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中国の出版社の担当者も、正規版を広めるために、文字通り、身体を張って、懸命の努力をしてくれました。

接していて、私も、本当に、頭が下がる思いを、何度もしましたし、そうした努力の中で、お互いの信頼も生まれたと感じています。集英社の皆さんからも、色々、助力をいただきました。

今では、ほぼ、国営の書店では、ドラゴンボールの海賊版を、見かけることは、なくなりました。

政治的には、何かと、ネガティブな話題もある、中国ですが、それでも、一歩ずつでも、変わっていっているということも、現場で10数年関わってきた自分の実感です。

どんなに、国は、違っても、政治体制は違っても、そこにいるのは、やっぱり生きてる人間ですもん・・・

中国語版「ドラゴンボールZ」アニメコミックの満を持しての刊行・・・僕らの明日はどっちだ!・・・

(・・これも、少し、時代を感じさせる、マニアックなアオリかしら ウ~ン?)