辻井伸行さんのコンサートへ行く日が
バレンタインデーと重なった。

昨年から楽しみしていた。
元気をチャージしてこよう!






いよいよ始まる。


始まった。



ピアノの音に引き込まれていく。


今回は指の動きが見えない座席だったので
手で音を紡ぎだしているような妄想をしてしまう。

ショパンのバラード
繊細で
私には
澄んだ水のように爽やかに
感じられた。


流水に
洗い流されたように感じる。

同時に
私のなにもかもを壊してこわして
新しく創りなおしたい
衝動も湧いてくる。


不思議。


演奏後は拍手とブラボー!の嵐。
何度もお辞儀をして退場するが
鳴り止まない拍手に応えて
再び登場される。






あっという間に終わってしまった。


アンコール1曲目もショパン。
弾き終わったのちに、
「今日は皆さん、お越しいただき
ありがとうございます」

声に
つきぬけた圧倒的な明るさを感じる。

アンコール2曲目に
天皇陛下御即位の祝賀式典で披露された
奉祝曲の「Ray of  Water」を弾いて
くださった。


 鳴り止まない拍手にこたえて
3曲めを弾くために登場される。

ピアノの椅子に
腰をおろすと、歓声といちだんと響く拍手。

ピタリと静かになると、

ショパンの革命。


ピアノを弾ける喜び=生きている歓び。
辻井さんからはそう感じる。


以前のように涙は出ないわ
って、思っていたのに
最後の『革命』を聞くと
辻井さんは本当に音楽が好きで

私たちに喜んでほしい思いが
シンプルに強く伝わってきて

やっぱり
思わず涙がこぼれてしまった。


「生きる歓び」を観せてくれて
本当にありがとうございました。


私にもあったはずだ、生きる歓びが
いや、あるはずだ、

あるはず。




少なくとも、これもひとつ。
タカノフルーツパーラーにて

今日は汗ばむくらいの陽気だった。
果物とアイスクリームで
水分補給!


夫にはチョコレートの代わりに
きんつばとバームクーヘンを買った。


生きる歓びを観せれる人に
なりたい
こんな私でもそんなことを
考える
いい一日だった。