昨日は担任の先生にお願いして、進路相談をさせてもらいました。学校の再開が決まる前にと思って、急遽前日にお願いしたのですが、うまく時間を取ってもらうことが出来ました。

 

 

結論を先に言いますと、すごく良い情報をいただくことが出来ました。先日のブログで書いた仮想志望校のうち、新宿山吹高校は先生が以前担任をしていた不登校の子が進学したことがあるとのこと。定時制なのでお昼過ぎから登校するコースなどもあるし、クラスも時間割もない自由な校風なので、いろんな生徒がいて、不登校経験者の入学も珍しくないそうです。

 

 

そして入試科目が英語、数学、国語の三つだけというのもいい知らせです。国語はさして勉強することはないし、漢字は捨てているので、実質ほぼ2教科の勉強だけで受験が出来るのです。さらに都立高校の二次募集の際も、受験科目は3教科とのこと。ならば、とりあえず山吹を第一志望と考え、英数をしっかり勉強すれば、合格の可能性が見えてきます。

 

 

それでは、来年2月の受験までの9か月間で、どのぐらい勉強したらいいでしょうか、と相談したところ、中学校の授業のコマ数で言うと1科目あたり1年で135時間を設定しているそうなので、それを3年分ということで3倍すると、405時間。これを9ヶ月で割ると45時間。つまり1ヶ月で45時間。さらに一か月30日として割り算をすると、一日あたり1.5時間という数字が出てきます。要するに、毎日英語と数学を90分ずつ、合計3時間勉強すればいいとのことです。計算結果がすごくきれいな数字なので、何かに導かれたような気さえします。受験まで9ヶ月というこのタイミングも、特別意図したわけではありませんが、虫の知らせがあったのかも知れません。

 

 

このことをムスコに話すと、意外とそれぐらいの勉強時間でいいのかという感じで、前向きに捉えてくれました。

 

 

それでは毎日3時間の勉強をどのように進めていけばいいのか。ここはとりあえず、通っている塾のトライが映像授業を提供してくれているので、それを利用することにしました。映像を45分ほど見て、その後の45分で問題を解いていくという、塾で実際にやっているスタイルを自宅でもやることにしたのです。映像授業の良い点は、速度を1.4倍にすることが出来るのと、分からないところは繰り返し見られるところです。さらに、映像授業の講師は選ばれた方でしょうし、事前準備をして撮影に臨まれているでしょうから、内容的にも充実しているみたいです。単に勉強するだけだったら、学校に行くよりもよっぽど効率的に出来そうです。(確か、このようなオンライン授業を全国的に普及させるべきだということは、藤原和博さんが本に書かれていましたね。)ムスコにとっては、パソコンで授業を見ている間にお菓子をつまんでいようが、だらしない格好をしていようが怒られないのも、自宅学習のいい点ですね。

 

 

さっそく昨日からこの方式で勉強を始めました。偉そうに言うと、映像授業という「ツール」を使って、90分勉強を行うという「ルール」が出来たわけです。あとはこのツールとルールをどうやってマネジメントしていくか。学校の先生や塾の先生にも協力してもらって、三位一体のサポート体制でマネジメントしていこうというのが、私の目論見。みんなから見守られて、励まされていたら、やる気になるでしょうし、やらざるを得ないことになるでしょう。不登校だと自分だけの世界にこもりがちなので、どこまで周りの人間を巻き込めるかが、成功の決め手になりそうです。