やはりと言うか、多くの人が予想していた通り、緊急事態が延長されました。当初、1~2週間が瀬戸際だとか正念場だとか言われていましたが、結局は嘘っぱちだったわけです。予測の難しい状況の中で、ちょっと我慢すればなんとかなると、偉い立場の人は言いたくなるでしょうが、下々の人間は容易には信じません。私自身も1ヶ月前のブログに書いた通り、今のような状況が7月頃まで続くのではないかと予想しています。

 

 

我慢してやっていても状態が劇的に良くなるわけではないし、逆に大幅に悪化しているわけでもありません。感染者数が右肩上がりなのは事実ですが、それは仕方のないこと。むしろ死者数がそれほど増えていないこと。そして500人以上の死者の中で、20代以下の若い人がいないということに、注目すべきだと思います。体力のない乳幼児で死者がいないというのは、どのような理由からなのでしょうか。これがインフルエンザのケースだと、保育園や小学校などで集団感染して、幼い子どもが命を失うこともあるでしょう。それと忘れちゃいけない、ノロウイルスだって同じ。子どもにとっては、コロナよりもノロの方が脅威です。改めてノロについて調べたら、驚くほどコロナと同じようなことが書かれています。ノロウイルスにも治療薬やワクチンがないそうなので、気をつけなければいけません。

 

 

こういうことを書くとバチが当たりそうですが、このたびのコロナ騒動は、思いあがった人類に対するバチなのかも知れないと思っています。人類が経済活動を抑制すれば、資源の無駄遣いが減って、地球環境は良くなるでしょう。人間にとって悪いことが地球にとって悪いこととは限りません。リモートワークが普及して、スピード社会が見直されるようになったら、例えばリニアモーターカーなどは不要になるでしょう。今は新幹線もガラガラみたいだし、JRはかなり打撃を受けているでしょうから、リニアに費やす予定だった予算も厳しくなっていることでしょう。

 

 

また、高年齢の方ばかりがコロナで亡くなるとしたら、社会の構造が変わっていきます。頭でっかちな人口ピラミッドが変わっていくと、年金問題などが改善されるでしょう。未来のある子どもたちのために、もっと予算を使うことが出来る社会になるかも知れません。戦争などによって働き盛りの若い人が亡くなることに比べれば、まだマシだと言えなくもありません。

 

 

テレビなどのマスコミに出る人たちは、軽はずみなことは言えないので、慎重にならざるを得ないでしょう。でも、どこまで本気なのでしょうか。例えば出演者が距離を空けて撮影しているから大丈夫だというのは、単なるパフォーマンスに過ぎないと、多くの人は思っているのではないでしょうか。画面に出ている時は離れているけど、カメラが回っていない打ち合わせの時やスタジオに向かう電車の中は、三密のことだってあるのでしょうから。

 

 

「こんな時になぜ外出しているのですか?」と批判するような映像が流れることがありますが、街の様子を撮影したり、インタビューをしたりするマスコミの人たちは、外出をしているわけです。通りに人がたくさんいる映像も、逆に人っこ一人いないような映像も、そうなる瞬間を狙って撮影しているわけです。つまり、アピールしたいことが最初にあって、それにふさわしい絵を撮ってきているだけのことです。

 

 

マスコミの言うことが絶対ではありません。政府の言うことが正しいとも限りません。ウイルスがオーバーシュート(爆発感染)する前に、情報がオーバーシュートしています。どうでもいいような下らない情報も多すぎます。外出自粛などの行動抑制もオーバーシュート気味です。誰が何を言った、誰が何をした。それに対して過剰な非難や批判。その裏には自己満足的な正義や自分が出来ないことに対する嫉妬も見え隠れします。ツイッターなどのSNSが普及した今の時代は、どうでもいい情報が氾濫しがちです。そのようなことに惑わされないで、自分をしっかり持って、したたかにしなやかに生きていきましょう。

 

 

今はいろいろなことを考える時間があります。コロナは憎いですけど、この時間を与えられたことには大変感謝しています。