我が家は東京新聞を購読しているのですが、昨日は配達の方が間違われたのでしょう。毎日新聞がポストに入っていました。出来たら交換して欲しいところですが、外出自粛要請が出ている今、家まで配達してくれるだけでも有難い話。別の新聞でもそれほど困らないので、黙って読むことにしました。料金は東京新聞より毎日新聞の方が高いので、そうそう文句は言えません。

 

 

とは言え、読みなれない紙面。大きめのカラー写真が多く、見た目にもバラエティ豊かな東京新聞に比べて、毎日は地味で読むところが少なく感じられます。特に東京新聞は特報面と言って、話題になっていることを深追いしたり、他ではあまり扱われない話題を採り上げたりする見開きのページがあるのですが、毎日は全体的にのっぺりした感じ。編集や紙面構成にあまり工夫が感じられません。

 

 

そんな毎日新聞の中で、興味を覚える記事を見つけました。それはTOKIOのリーダーが書いているコラムです。内容は「鉄腕!DASH‼」で、後輩に技の伝承をしていることについて。

 

 

深夜番組としてスタートして、既に25年。なんと四半世紀もこの番組は続いています。その中の企画としてDASH村が出来てから20年がたちました。その長い年月の中で火災事故などのトラブルは乗り越えてきましたが、東日本大震災の原発事故で避難地域に指定されたため、現在は自由に立ち入りできない状態になっています。

 

 

企画スタートから農業指導をされていた三瓶さんは既に亡くなっていますが、今番組的にはTOKIOのメンバーが若いジャニーズのメンバーに自分たちが教わったことを教えていく、という新しいステージに移っています。

 

 

リーダーは「伝えるべき相手がいるのは幸せなこと」と書いています。次につなげていくことの大切さが伝わります。

 

 

視聴率が下がると番組打ち切りとなることもあるテレビ業界で、メインの出演者が変わっても番組が存続することというのは、あまりないかと思います。例外としては、長寿番組の司会者が変わって、少しずつリニューアルしながら、続いていくケース。例えば「アド街ック天国」はキンキンからイノッチに、「秘密のケンミンSHOW」はみのもんたから爆笑田中に変わりました。

 

 

似たような大物司会者の番組で言うと、欽ちゃんは今78歳。「仮装大賞」は慎吾ちゃんに引き継ぐためのレールが既に敷かれています。女性司会者の最高齢、黒柳徹子さんは86歳。関口宏さんと草野仁さんは、ともに76歳。「徹子の部屋」、「サンデーモーニング」、「世界ふしぎ発見!」といった番組は、今後別の司会者で続けられる可能性があるのでしょうか。

 

 

「鉄腕DASH」もTOKIOあってのDASHではありますが、DASH村、DASH島、DASH海岸などの企画は、これからもずっと続けて欲しいものです。そうするとどうしても肉体労働に耐えられる若い人に、世代交代をしていく必要が出てきます。通常だったら、TOKIOがやめたら全く新しい番組に生まれ変わるところ。でも今までいろんなことにチャレンジしてきたいわば“放送遺産”のようなものが残っているので、簡単にやめるわけにはいかないでしょう。ジャニーズのメンバーが代々伝えていく伝統番組として、今後も末永く頑張って欲しいです。

 

 

最近のDASHは料理番組的な企画が多いのがちょっと残念。かつてスペシャル番組でやった「水鉄砲合戦」とか「100人相手の缶蹴り」とかのようなゲーム要素の高い企画もたまには見たいですね。