毎日毎日コロナの話題でうんざりする今日この頃。

 

 

テレビを見てストレス発散したいのに、却ってウップンが溜まることも多いんですよね。特にコマーシャル。最近だと5Gからの単純な連想で未来感をアピールし、未来ならばドラえもんだろ。せっかくなんで、ドラえもん役に有名な外タレ呼んでこよう、みたいなノリで作った冗談のようなコマーシャル。ハリウッドのVIP俳優にあんなことさせて申し訳ありません!って私が代わりに謝罪したいぐらい。まあ、いいギャラ弾んでいるんでしょうから、文句はないのかも知れませんが・・・古い話ですが、シュワちゃんにやかんを持たせたCMなどもありましたね。昔から広告屋はタレントのイメージを壊すことが好きですよね。

 

 

先日亡くなった大林宣彦監督は素敵なCMもたくさん作られましたが、今は出演者だけが豪華で、内容は三文芝居的なものが多くて、見ているこっちが恥ずかしくなります。

 

 

最近目につく、というか鼻につく広告の一つに、東京都のコロナ対策告知のものがあります。これについては今日発売の週刊文春に記事が載っているようですが、広告予算が9億ほどかかっているそうですね。確かに告知は必要でしょうが、テレビを見ていたらイヤというほど手を洗え!だの、家にいろ!だのと言っています。いまさら東京都が高いお金を払ってCM流さなくても、みんな知っています。そんな中で、テレビやラジオで何度も何度も都知事の顔を見たり声を聞いたりすると、正直イヤになってしまいます。選挙対策にもなっているんだろうな、と勘繰りたくもなります。

 

 

分かっているのにクドクド言われると、余計にイヤになったり、逆らいたい気持ちになったりしますよね。勉強したくない子どもに「勉強しろ!」としつこく言っても、簡単に勉強はしてくれません。(私も、ここ23日はムスコに勉強の話をしていません。)

 

 

国民一人一人に10万円支給するのはいいですが、財源は税金ですよね。つまり、未来の自分から前借しているようなもの。CM予算だって、税金。あとから増税が待っていると思うと、お金をもらっても簡単には使えない気がします。でも、使わなければ経済は良くなりません。リーマンショックの後で企業が内部留保を増やしていったように、今回のコロナショックによってお金の動きがさらに鈍化していったら、どうなっていくのでしょうか。

 

 

不安や不満が募るばかりですが、そんな嫌な気分を吹き飛ばす、一服の清涼剤のようなコマーシャルを紹介します。

 

 

サラリーマン川柳でもお馴染みの第一生命の「幸せの道『行ってきます』」篇のコマーシャル。有名タレントを使うこともなく、バカ騒ぎすることもなく、淡々と描いたCMですが、これが実にイイです。私が下手な感想を書くよりも、実際に見て欲しい。

 

 

こちらのサイトから見られます。60秒の短編映画のようです。

 

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