ムスコと一緒の映画観賞会。今回は久しぶりに映画館に行きました。
見てきたのは「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」。
スター・ウォーズは前作もムスコと映画館で見ていて、去年からずっと見に行こうという話をしていました。込み合う年末年始はイヤなので避けていたところ、3月にはもうロードショーが終わってしまうとのこと。慌てて映画館を探したら、既に上映スケジュールはかなり少なくなっています。学校で授業をしている時間帯だとムスコは行きたがらないし、かといってレイトショーだと終わるのが24時を過ぎてしまいます。そんな中、TOHOシネマズ新宿で、20時からMX4Dでの上映を見つけました。
MX4Dというのは、3Dメガネをつけて映像が立体的に見えるのに加えて、座席が動いたり、風や煙などが出たりという特殊効果がある劇場のこと。テーマパークなどでは経験したことがありますが、映画館では初。通常料金よりも1600円割り増しですが、スター・ウォーズを見るならば、絶対こちらの方が楽しめるはず。ということで、これにすることにしました。
映画館は歌舞伎町のど真ん中。ゴジラの頭が屋上にあるビルです。夜の歌舞伎町ということで、かなりビビっているムスコ。映画館に向かう通りでは、ゴジラの音楽と雄叫びがスピーカーから大音量で流れていて、恐怖心をあおります。さすがは日本一の歓楽街です。
ラーメンの神座で上映前に腹ごしらえをしますが、ムスコはあまり箸が進みません。歌舞伎町の雰囲気にすっかり飲まれている様子です。ムスコが残した分は私がたいらげて、いざ映画館へ。
座席は最前列の中央。ムスコは首が疲れるからもっと後ろがいいと言いますが、私はこの席が好き。前の人を気にする必要がないので足を伸ばして座れるし、スクリーンに包まれる感じがしていいのです。
スター・ウォーズの第一作が公開された時、自分は中学生でした。当時は席の入れ替えがなかったので、最前列、中央、後方と座席を移動して一日に3回も見たりしていました。スターデストロイヤーが頭上を通り過ぎるように登場するシーンには圧倒されました。あれから42年。中学生のムスコと一緒に最終話を見るというのは、とても感慨深いです。
スター・ウォーズは壮大なスペースオペラと言われますが、スカイウォーカー一家のファミリーヒストリーでもあります。そして映画の中だけでなく、映画を見る側にも、親子の確執などの家族のストーリーがあるわけです。今はまだムスコと一緒に映画に見に行ける仲ですが、いつ骨肉を争うことになるかは分かりません。既に戦いは始まっているとも言えます。おやじはいつかムスコに取って代わられるもの。それは世界共通のストーリーかも知れません。スター・ウォーズが単なるSF映画として以上に愛されてきた理由の一端は、ここにありそうです。
映画の方は大迫力シーンの連続で、ストーリー展開の速さに追い付いていくのが大変でした。最終的にハッピーエンドで終わることは予想出来るので、途中の細かいことは気にせずに、ジェットコースターに乗った気分で楽しみました。ムスコも大満足だったみたいで、「アドレナリンが出ている」と興奮した様子で語ります。やっぱりMX4Dで見て良かったです。
「また来ようね」
まだしばらく本格的な戦いは避けられそうです。