今クールは、面白いテレビドラマが目白押し。TVerを使ってローカル局のものまで楽しんでいます。今日のブログでは、個人的ベスト5を選んで紹介します。

 

 

刑事ドラマや医療ものには食指が動かない私のイチ押しは、

関西テレビの「エ・キ・ス・ト・ラ!!!」。

 

毎回異なる俳優さんが、劇中劇のドラマのエキストラ役としてゲスト出演します。劇中劇ではエキストラですが、番組の中では主役を演じているというところがミソ。どんなドラマでも必ず必要なエキストラという存在。その人たちの人生ドラマに、ちょっぴり切なくなるストーリーが繰り広げられます。

 

 

 

二番目の押しは、テレビ東京の「コタキ兄弟と四苦八苦」。

 

古館寛治と滝藤賢一演じる一癖も二癖もある兄弟が、ひょんなことからレンタルおやじとして働き始めます。派手な筋立てはありませんが、おやじたちの悪戦苦闘ぶりが見どころ。「山田孝之の東京都北区赤羽」などでお馴染みの山下敦弘監督作品で、いつも通りのビミョーな空気感に包まれています。

 

 

 

三番目はテレビ大阪の「ハイポジ~1986年、二度目の青春。~」。

 

46歳のおやじが、30年前にタイムスリップ。体は16歳に戻ったものの中味は46歳のままで、二度目の青春時代を謳歌するというストーリー。80年代に流行った「原宿セーラーズ」のトレーナーをはじめ、バブルという特別な時代のファッションや音楽が満載。その当時にはよく放送されていた、ちょっとエッチなドラマの雰囲気が再現されていてたまりません。80年代に青春時代を送った人にとっては、涙ものです。特に乃木坂46の鈴木絢音の、昭和アイドルっぽい髪型に胸キュンです。

 

 

四押しはテレ東の「ゆるキャン△」。

 

こちらは女子高生達が冬のキャンプに出掛けるというだけの、文字通りゆる~い感じのストーリー。寒さをこらえて野外でおいしそうに鍋をつついたりする時の、彼女たちの幸せそうな表情が見もの。それを見ると、自分もキャンプに行ってみたいなあ、と思ってしまいます。

 

 

 

番目はTBSの「テセウスの船」。

 

こちらは日曜劇場の話題作なので、見ている方も多いのでは。2009年に放送された「仁 -JIN-」と同じ枠でのタイムスリップもの。それだけに期待して見ていたわけですが・・・。30年前に起きた連続殺人事件の犯人を、時空を超えて探し出すという壮大なストーリーはとても面白いです。ただシリアスなストーリーにもかかわらず、出来過ぎな部分も多くて、少しシラケたりもします。30年前の時代感も、それほど感じられませんでした。

 

 

今クールは偶然にも30年前、つまり昭和から平成に移る頃へのタイムスリップというドラマが二本放送されています。おそらく新しい令和という時代になって、平成を振り返るという発想から出てきたのでしょうね。タイムスリップはファンタジーなので、荒唐無稽な展開になっても不思議ではありません。30年前という近過去が舞台ならば、古き良きノスタルジーも感じたいもの。その点で言うと、殺人事件というテロを扱ったドラマよりも、高校生の甘酸っぱいエロを扱ったドラマの方に私は軍配を上げます。