先日に続き、ムスコの希望で「ジョン・ウイック2」を見ました。前編からの続きですが、ストーリー的にあまり大きな展開はなく、キアヌ・リーブスがひたすら敵を殺していきます。本人は車に轢かれようが、ピストルで撃たれようが決して死にません。防弾チョッキをつけているからとのことですが、それにしても無敵すぎます。

 

 

と、文句は言ってみたものの、2作目なので、この映画を楽しく見るためのコツが少し分かりました。一言で言うと「様式美を楽しむ」ということなのでしょうか。例えば、チャンバラ映画の殺陣を愛でるようなもの。殺人が残虐だとか、殺される人がかわいそうだとか考えるのは野暮というものなのでしょう。そうして見てみると、キアヌの銃の扱い方や立ち居振る舞いは確かに美しいです。

 

 

シューティングゲームなど敵を撃ち殺すゲームは、子どもの教育上よくないと言われますが、映画やドラマにも残虐なシーンはよく出てきます。アクション映画、SF映画、ホラー映画、ヤクザ映画、・・・ほとんどの映画には人を殺すシーンや人が死ぬシーンが出てきます。そのような映画を、多くの人はワクワクしながら見ているわけです。大昔に狩猟生活を営んでいたヒトは、本能的に人殺しに興奮や快感を覚えるものなのかも知れません。

 

 

あくまでも映画の中の出来事と割り切って、何人殺されようが気にしないのが楽しむ極意。とは言え、ストーリー的にはあまり盛り上がらないので、さすがのムスコも途中から飽きてきた様子。

 

 

次の映画はもう少し落ち着いて見られるものがいいですね。