ムスコの塾体験の二日目は、二つの教室に説明を聞きに行ってきました。

 

 

まず一つ目は、机が5つほどの小さな個人指導塾。先生は我々が行った時間には二人しかおらず、昔懐かしいまち塾の雰囲気。隣のビルの1階にカレー屋さんがあるため、教室の中までカレーのにおいが充満しています。おなかがすいている時には、空腹感が募りそうです。しっかりした授業システムはなさそうですが、臨機応変に家族的な対応が期待できそうなところでした。

 

 

二校目は、ベネッセグループの東京個別指導学院。一転して何から何までしっかりと整っている感じのきれいな教室です。教室長の説明はスムーズで、隙がありません。机には背の高い仕切りがしっかりついていて、目の前の勉強に集中できそうです。先生方は白衣を着ていて、教室内には緊張感が溢れています。

 

 

果たしてムスコがこれをどう思ったでしょうか。先生一人に対して生徒二人が80分の授業を受けるというシステム。先生の左右に生徒が座ります。生徒の机は離れていますが、距離はすごく近いです。FTK(不登校)のムスコは学年を遡って学び直しをすることになるであろう一方で、もう一人の生徒は受験対策のハイレベルな勉強をするというケースもあるかと思います。ただでさえプレッシャーのかかりそうな教室の雰囲気に加えて、ペアを組む生徒に対して余計な気遣いを強いられそうな感じもします。学力が付くような期待はできそうですが、ムスコが授業についていけるかどうかは怪しいところです。

 

 

今回行った二校は、ともに説明を聞いて授業風景を見ただけで、実際の体験授業は後日改めてということになりました。

 

 

最終的には体験を受けた上で本人に決めてもらうことにします。今のところ「トライ」が本命で、「東京個別」が対抗といったところでしょうか。もう一校は穴馬なので、よっぽど授業内容が良くないと逆転は難しそうです。

 

 

個別指導は広い教室がいらないので、賃料は比較的安く済みそうです。その分、生徒数は少なくなりますが、授業料は高め。結果的に大型の塾よりも経営は安定しているのかも知れません。少子化が進み、FTKをはじめとして多様な学び方が広がっている今の時代には、このような個人指導塾の方がニーズは高そうに思われます。

 

 

私が学生時代に家庭教師をしていた時は1時間2000円いただいていましたが、当然それよりも授業料は高くなります。個人指導は一回の授業が80分から120分で、一コマ5000円ぐらいが相場のようです。金額的には家庭教師を雇ってもそれほど変わらない気もしますが、我が家が汚くて部屋に入れにくいというのと、ムスコが通学をするということに大きな意味があります。これをきっかけにして、中学校に行けるようになって欲しいというのが親の本音です。塾に行くのは週2日ほどになるでしょうから、それだけでは圧倒的に勉強量が足りないです。だからと言って詰め込もうとすると、すぐにパンクする可能性も高いです。そうなったら元も子もありません。そのあたりのさじ加減をうまくとって、自分から勉強しようという気持ちと、勉強する習慣を植え付けてくれることが出来れば、それはお金に換えられないでしょうね。