ムスコの勉強対策をいくつか考えました。

 

 

現状は学校に行っていないし、家でも勉強をしていません。本人の希望で進研ゼミを始めたのですが、最初に数回やっただけで、放置状態。毎月送られてくる教材は、封も開けません。

 

 

机に向かって教科書やタブレットで勉強すること自体、難しいのではないかと思われます。そこで考えたのが、学ばずに学ぶ方法。苦労して勉強するのではなく、楽しいことをしながら、自然と知識を身に着けていく方法。具体的には英語と日本史で、教科書を使わずに学ぶ方法を考えています。

 

 

なぜこの2教科なのかというと、まず英語については中学に入ってから学習するものなので、まだそれほど難易度が高くないという理由があります。1年半ほどの遅れなので、他の教科に比べれば、追い付きやすいと言えます。英語は大学入試の最重要科目ですし、社会に出てからも役に立ちます。国際的なコミュニケーション力を身に着けるためにも、ぜひ頑張って欲しい教科です。

 

 

日本史は小学校、中学校、高校と3回学習する教科です。また、日頃から歴史を学ぶ機会は、結構身近にあります。歴史上の人物の顔やキャラクター、物語要素は記憶の助けになるので、とっつきやすい教科です。また社会人になってからも、飲み会などで歴史の話題で盛り上がることがあったりします。外国人に日本の紹介をする際に、歴史を知っていることはとても重要です。

 

 

私自身の大学受験や社会人経験から言って、英語と日本史は学ぶべき教科だと考えています。ムスコに話すと、あまりピンと来ていない様子でしたが、とりあえずやってみたいと思っています。

 

 

では、実際に何をするかというと・・・

 

 

「映画を見る」ということです。

 

 

英語の映画を、吹替ではなく字幕で見ることで、英語のシャワーを浴びることになります。セリフはほとんど聞き取れないでしょうが、英語のリズムであったり、発音などは、教科書で学ぶよりも効果的に身に付きます。また、よく使われるスラングなどは、簡単に覚えたりもします。

 

 

また、時代劇を見ることで歴史を学ぼうと思っています。Historyというだけあって、歴史は物語です。小説や漫画、大河ドラマなどでも歴史を学べますが、2時間ほどで完結する映画が、最も効果的でしょう。映画に脚色はつきものですが、そもそも史実を記録する時点で、事実の取捨選択や主観的な判断が加わるものです。歴史小説の大部分は作り話でしょう。セミ・フィクションでも構わないので物語として楽しんでもらうこと。それが重要なのだと思います。

 

 

ということで、週に1回、年間50本の映画をムスコと一緒に見ることを、今年の目標の一つにしました。

 

 

今はオンデマンドがあるので、大変便利です。我が家はアマゾンプライムに入っているので、これを利用しない手はありません。

 

 

早速昨日、一本目の映画を見ました。

 

 

記念すべき第1号は

 

 

「ファースト・マン」です。

 

 

月面に最初に降り立ったニール・アームストロングを描いた伝記的な映画です。宇宙をテーマにしていますが、SFではありません。派手なアクションシーンもありません。静かな映画です。大人の作り方をしています。この映画と比べると、スターウォーズなどが子供だましのように思えてしまいます。ユニークなキャラクター、迫力ある銃撃戦、そしておきまりのストーリー展開。そんな要素は「ファースト・マン」にはありません。でも、実に素晴らしい映画でした。さすがは「ラ・ラ・ランド」を作った監督・俳優コンビの作品です。

 

 

文字通り、第一号にふさわしい「ファースト・マン」。英語の勉強よりも、映画の素晴らしさに感銘を受けました。これはこれで人生の勉強になるんじゃないかとも思います。

 

 

さて、次はどんな映画を見ましょうか。次は、時代劇にしましょうか。