新年早々、風邪をひいて2日間寝込みました。咳が出たわけではないし、のどの痛みがあったわけでもないし、熱は測らなかったけれども、それほど高くはない感じだったので、果たして本当に風邪だったのかどうかは疑わしいですが、いずれにしても体が辛くて寝てました。

 

 

朝起きた時は体調悪くなかったんです。そこでせっかくの正月休みなんで、両国にある「すみだ北斎美術館」に行くことにしたんです。“葛飾”北斎なのに、“すみだ”とはこれいかに・・・ということはおいといて・・・前日の天気予報では雨になるかも知れないということだったんですが、朝になったら晴れていたので、自転車で行くことにしたんです。40分程度で行けるので、ちょっとしたサイクリング気分です。今年の冬はそんなに寒くもないので、自転車をこいでいるとポカポカあったかくなってきます。

 

 

 

 

ところがです。美術館に入って作品を鑑賞しているうちにゾクゾクしてきたわけです。ゾクゾクと言っても興奮や期待感でワクワクゾクゾクしたわけではなく、悪寒でゾクゾクしてきたのです。確かに展示室は少し涼しい感じでしたが、自分以外に寒がっているような人は見当たりません。次第に腰まで痛くなってきました。

 

 

すわ、体調が悪くなる前兆か、という予感がしたので、寄り道する予定を変更して一目散に帰宅しました。

 

 

帰り道の辛かったこと。ペダルをこぐのもきついし、全然体があたたまらないし、半ば頭が朦朧とした状態で帰宅したらすぐに布団に潜り込みました。それから約2日間。果物と水分と飴以外は口にしなかったので、図らずも月に一度のプチ断食を達成してしまいました。

 

 

家族から無視されて一人もがき苦しんでいると、やっぱり健康のありがたさを実感します。自分の身は自分で守るしかありません。幸い、よっぽどひどい状態でない限り、23日ぐっすり寝ていれば体調が回復してくることは、今までの経験で分かっています。今回も、病院にも行かず、薬も飲まず、熱も測らず、ひたすら体を休めることで元気を取り戻すことが出来ました。

 

 

にしても・・・。北斎美術館に入ったとたん体調を崩したということは、北斎の祟りにでもあったのでしょうか。

 

 

それとも・・・

 

 

美術館に着く前に、徳川家康の銅像を見つけたんです。亀の背中に乗った家康。面白いなあと思って写真を撮ったのですが、それがいけなかったのでしょうか。家康を丑寅の方角に見据えて撮影したので、逆鱗に触れたのでしょうか。

 

 

 

 

ただ、私が体調を崩すのは年に一回あるかないかという感じです。今年既にそれを経験したということは、これから先は当面健康でいられるということになるかも知れません。そう考えると北斎や家康の祟りにも感謝しなければなりません。

 

 

ああ、ありがたや、ありがたや。