昨日はこれまで29ヶ月働いてきた職場の最終勤務日。ということで朝礼の時に、みんなの前に出て挨拶をする時間をいただきました。結構前から何をしゃべるか考えてきたのですが、うまくまとまらないままのぶっつけ本番。その場の雰囲気で頭に浮かんだ通りに話をしました。

 

 

まずはお世話になったことへの感謝の言葉。次に自分が携わってきた仕事について。特に自主的に企画を考えて社長提案したことは、知らない人も多かったので、この機会にアピール。みんなも積極的にやりたいことしようよ、と刺激を与えてきました。そして、人それぞれキャラクターがあって、それぞれに輝ける場所があるはず。私ももっとスポットライトに当たることが出来る場所を求めて独立します、と宣言。最後に、勤務期間である29ヶ月が、月に直すと33ヶ月に当たるので、さんさんと輝く思い出になるよう、これから頑張っていきます、とおやじギャグで話を締めくくりました。

 

 

人前で話をするのは緊張しますが、そんなに嫌いではないです。話し終わった後の、爽快感、解放感、達成感が気持ち良かったりします。

 

 

思えば、小学校4年生の時の運動会で、終わりの言葉を言う役を任された時から、その感覚を味わっていました。新設校だったので、小4から既に最上級生。その小学校の最初の運動会の終りの言葉という大役を私が担うことになったのです。

 

 

練習の時は「これで運動会を終わります。」とだけしか言わなかったのですが、それでは物足りないと思い、もっと何か言った方がいいとずっと考えていました。ただし、特に先生に相談することもなく、運動会当日も何を言うかが頭の中でぐるぐる回り続け、競技も半ば上の空。

 

 

結局付け加えたのは、見に来てくれたお父さんお母さん達に対する感謝の言葉とこれまで頑張って練習してきた成果が発揮できて、いい運動会になりましたという自画自賛のコメントだったように記憶しています。このブログを書きながらそんな昔話を思い出しましたが、要するに、昨日の私の挨拶と基本的な構造はそれほど変わらないようです。今の私があまり成長していないのか、それとも小4の私が結構ませていたのか、どちらでしょうか。

 

 

それはさておき・・・・、勤務時間の最後には一人一人にお菓子を配って回って挨拶を済ませました。自然消滅したかのようにいつの間にかいなくなる社員の方もたまにいますが、終わりよければ全てよし、立つ鳥跡を濁さずというように、お別れする時はいい印象を残したいもの。今まで一度も話をしたことがない人もいますが、最後に義理を果たすのは重要だと思っています。世間は広いようで狭いので、またどこかで会う機会がないとは限りません。

 

 

最後の最後、勤務時間後に同じチームのメンバーが送別会を開いてくれました。ざっくばらんに飲んで食べておしゃべりして、大笑いして、楽しい時間を満喫することが出来ました。名残惜しい気持ちはあるものの、覚悟を決めてやるっきゃないなという思いを改めて抱くことになりました。旅立ちの不安はしばらく続きそうですが、少しずつでも前に進んでいきたいと思っています。