コロナ流行の勢いがとまりません。
日本だけでなく、海外でもコロナ患者が増え続けています。
一方でなぜ日本人のコロナ死亡率が低いのか?
謎に思う人もいるようです。
そもそも日本人は衛生観念が発達した民族。
例えば、日本人はよく神社に参拝しますが、神社に入るとすぐに手を洗う御手水(おちょうず)があり、そこで手を洗った後、置いてある柄杓で水をすくい口をゆすぎます。そうして参拝前に、手や口を清めてから神社に参拝します。
さらに古代から続く日本の神道。
神道は祓い清めの精神が根本にあります。
身体を清め、心を清める・・。
日本人は古くから、この「清め」のスピリットとともに生きてきたんですね。これが日本人の清潔好きと関係しています。
ところでコロナの流行を防ぐため、日本やヨーロッパでは都市のロックダウンが頻繁に行われました。
でも海外で唯一、ロックダウンを実施していない国があるんです。
それはスウェーデン。
スウェーデンでは、国民全体での集団免疫の確保を目指し、外出規制や都市封鎖などのロックダウンを行っておらず、自由な経済活動が行われています。
そして国民は外出の際も、マスクせずそのまま出かけていいんです。
ただ残念なことに、スウェーデンでは、当初、集団免疫の確保がうまくいかなかったのか、コロナでたくさんの死者が出ました。
現在は落ち着き、死亡者数は格段に減ってきています。
(※これは2020年の9月現在の話なので、これから変わってくるかもしれません。)
最初にたくさんのスウェーデン人がコロナで亡くなった理由。
それはスウェーデン人が当初、集団免疫を持てなかったからではないのか?そう言われています。
そもそもスウェーデンは寒い。
寒すぎて、生命が生きる環境としては過酷。
実際にスウェーデンは、虫や動物の数が少なく、さらに常在する、細菌の数も少ない。だから生命の「多様性」がないそうなんです。
それにくらべて日本は、気候は温暖。
太陽は照り雨も降る。
四季もめぐり、たくさんの野菜や果物も実り、虫や動物の数も多い。
そんな日本独自の国土で育った私たちは、知らないうちに、古代より、たくさんの命とふれあって生きてきました。
つまり、生命に対する多様性を日本人は本来持っているのではないか?
その多様性が日本人がコロナウィルスにかかっても重症化せず、結果的に死亡率が低い原因になっているのではないか?
そんな風に解釈する自然医学の療法家もいます。
持病を持つ人や高齢の方にとっては、コロナウィルスは致命的な病気。しかしほとんどの人にとってはコロナウィルスは、あまり重症化せず、軽度で治る風邪の側面も持ちます。
そうはいっても危険なコロナウィルス。
でもただおびえるだけでなく、きちんと知ることが大切だと私は思います。知ることで、感染を避けるための知恵が浮かび上がってきます。