夜な夜なゴーゴーバー通い

 

 酒と爆音という私にとって最強環境が揃っているゴーゴーバーは、まさに楽園であった。おまけに気軽にタイ語の勉強ができたりする。ちょっとそこらの学校より授業料は張ってしまうが。前回の初訪タイから2回目の訪タイまでの2ヶ月は、仕事をしていない身にとっては長すぎる時間だった。タイ情報をネットで漁るには十分な時間だった。なんとなく頭にあったバンコクのイメージと照らし合わせて、片っ端から情報を漁った。その結果、バンコクには①パッポン、②ナナプラザ、③ソイカウボーイという3大ゴーゴーバー密集地があることを知り、前回行ったところはナナプラザのレインボー1であることも知った。当時のイメージだと、パッポンは下り坂、ナナプラザが盛り上がってきてるところ、ソイカウボーイは光量も今の半分ぐらいでまだまだだったが、バカラだけが気を吐いていたという状況。

 

 せっかく調べた情報を確認・更新せにゃという変な使命感で、毎晩3箇所を回った。パッポンではしっかりぼったくりにあい、ソイカウボーイでは知り合いに似た嬢に出会い、ナナプラザではレインボー2にハマった。1ヶ月半の滞在期間の最初の1週間をバンコクで過ごし、今回の旅の予算の半分近くを消費していた。

 

 

 

  山奥の村にて

 

 メーサローンでの1ヶ月超の生活がスタートした。2ヶ月前とは村の様子はほぼ変わりがなかったが、おばちゃんの息子がいなくなっていた。シャワーで足を滑らせて頭を打って亡くなったらしい。その子の代わりに、村の高校に通う一番上のお姉ちゃんがおばちゃんと妹とともにゲストハウスで生活を始めていた。あとはレンタルバイクを借りて、近隣の村やちょっと遠出をするようになった。ゲストハウス目の前の美容室で働いている山岳民族の子やお茶屋で働いている山岳民族の子らとも仲良くさせてもらった。仲良くなり始めると広がりは早い。友達やら知り合いやらと次々に知り合いが増えていく。1ヶ月超の滞在も1日1日が飛ぶように過ぎていく。

 

 滞在途中に一度ミャンマーに出国して、10分としないうちにタイに戻ってくるというノービザ更新も問題なくこなした頃だったろうか、村を一望できる山の上の仏塔でぼーっとしている時に、運命の瞬間が訪れた。

 

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ バンコク情報へ にほんブログ村 海外生活ブログ バンコク情報へ