バタバタと慌てて更新してまいりましたが、
2012年、出会いや別れの年でありました。

お世話になった皆様、どうもありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
クリスマスイブの朝7時前のこと。

"起きて!!
ロッキーがぐったりして動かない!!"

の声で、寝起きの悪い姉が一瞬で起床。
リビングへ飛んで行ったら、

"ん?"

という顔で上半身起こしてこっちを見ている。。
動かなかったんじゃ?
意識がないのかと思ったのだが。。

色々触ってみたところ、どうも下半身の反応が鈍く、
特に左脚は自分で全く動かせておらず、
感覚もほとんどない様子。これはまずい。

運悪く、かかりつけの獣医さんは連絡がとれない。
救急センターに連れて行くことに決め、
連絡を取り向かっていたところ、
いつもの獣医さんのスタッフさんから連絡を頂き、
獣医さんが前日の診療終了後から県外へ出張中で、
開院時間に合わせて帰宅途中との連絡をもらったので
そのまま救急センターへ連れて行きました。

救急センターはレントゲンと血液検査。
ところがレントゲンでは立てなくなるような所見は見られず、
血液検査の結果では、炎症は見て取れるが、
特定の内臓に関する所見はなし。

下半身が動かないという症状からすると、
神経の可能性もあるし、他の内臓疾患の可能性もある。
ちょうど着いて診察室に入った直後に下痢をしてたので、
炎症反応は腸炎の可能性も捨てきれないが痛がりもしない。

とどのつまり原因不明で、そうこうしてるうちに
かかりつけの獣医さんの開院時間に。

で、結局、かかりつけの獣医さん経験豊富だからと
状況説明の連絡をしてくれ、
撮ったレントゲン持っていつものとこへ移動。。

連れて行ったら鉗子の持ち手で膝(?)カンカンてやって
たぶん神経ですよね~痛がらないのはおかしいけどね。と。
で預けて人間は一旦退散。

時間かかるだろうと思っていたら、
2時間ほどで電話がかかってきて、
"もうお返ししますから~来れますか?"

結局、いつもの獣医さんでは追加検査なしに、
持ってったレントゲンに前立腺肥大が写っていた!
歩行のチェックしたところ、腰を庇っていることもわかり、
痛み止めの注射とレーザー治療。と、飲み薬。


その日一日は自分で歩けなかったものの、
食欲は落ちず伏せのまま、ガツガツ食べてるし、
挙句、翌朝になってみれば、前日が仮病だったかのように
普通に生活してるじゃありませんかΣ( ̄。 ̄ノ)ノ


よーく見ていると、違和感のある歩き方をすることもあるので、
しばらく要注意ですが、大事に至らなくてホッとしました。

今後の状況次第で、ロッキーさん、
ニューハーフの可能性が浮上中です。

ベックさんは金さんが降りてこなかったので、
腫瘍化のリスクを避けて取りましたが、
サンタは気性も荒くないし、困ることもなくそのままでした。
ロッキーも気性荒くないし、
問題なければ無理に取る予定はなかったのですが、
まさかの前立腺肥大により、現在ニューハーフ候補生です。

今のところ、普通に生活しています。


クリスマスイブは朝ごはん抜き!夕ごはん7分目。
介護ベルト生活にケーキなし!ざんねん!!
もうご存知の方もいらっしゃいますが、
ご報告です。

我が家の長男・Mダックスのベック、
2012.12.14 午前9時、他界致しました。
生前可愛がってくださった方、
本当にありがとうございました。
御礼申し上げます。


7月下旬に急性膵炎を患い、
なんとか回復して退院しましたが、
なかなか食欲が安定せず、
入退院を繰り返し、
入院はストレスも多いので、
点滴や食事を通院で管理しつつ、
15歳を迎えましたが、
その後も食欲のムラとのお付き合いでした。

12月に入っていよいよ食べず、12/8に入院して、
あまりない選択肢の中から検査した結果、
肝臓に腫瘍らしきものも見つかり、黄疸も出始め、
もう八方塞がりに思えました。
悪性なら無理な治療はやめて
余生を送らせてあげようかと話していましたが、
それが悪性であるという診断は
穿刺での細胞採取では確定出来ず、
悪性かどうかの診断はやはり開腹して、
切除した腫瘍から判断するしかないという結論でした。

次男・サンタの時には、
病気発覚の時点で、既に血液状態が悪く、
手術も出来なかったことが頭をよぎりました。

食欲の低下から体重も減っていましたので、
これ以上体力が落ちてもダメ、
腫瘍合併症を併発したらサンタと同じ、
手術をするならば今しかない、の状況の中、
手術を決断しました。

開腹の結果、肝臓の腫瘍は見た目には良性の可能性が高く、
組織もしっかり取り除いて頂きました。

開腹したことで、黄疸・食欲低下の原因は、
2本ある胆管のうちの1本が
7月の膵炎の影響で詰まっていたことに加え、
10月にもう一度、膵炎を患った際、
残りの1本も詰まってしまい、
肝臓で作られた胆汁の出口が塞がれ、
徐々に肝臓へ影響しを及ぼし、
黄疸が出始めてたことがわかりました。

手術では肝臓の腫瘍摘出の他、胆管を摘出し、
肝臓から直接十二指腸へ胆汁の管を作って下さり
回復すれば吐き気も取れて
ご飯も食べられるようになるはずです、
と説明を受けました。

きちんと麻酔から覚めてくれて、
3時間に及ぶ手術をよく頑張ってくれました、と
太鼓判を押して頂きましたが、数時間後、
心臓への負担から徐脈性の心臓発作を起こして急変、
もう私たちに動く姿は見せてもらえなくなりました。


開腹手術なしに胆管のトラブルから脱することはできず、
手術しなければどのみち長くは生きられなかったであろう
という状況は事実ですが、
ただ一つ、最後の最後に自分の嫌な予感を信じきれず、
自分のあてにならない予感で、
もう少し一緒にいられるかもしれないチャンスを潰してはいけないと、
手術前にしきりに何かを訴えていた時に、
やっぱり手術やめます、と言ってあげられなかったことが
心残りであり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


犬嫌いでお散歩もまともにしない生活から一変、
次男・サンタと打ち解けたことから、
6~7歳になってからはお散歩もするようになり、
ご近所でも皆さんに可愛がって頂きました。

あんなに小さい体でサンタとのお別れを経験し、
三男・ロッキーと出会い、
ロッキーの兄弟姉妹との集まりへ参加したり、
犬舎さんの集まりでは、
14歳になって初めて水泳も経験しました。

10ヶ月の頃から癲癇、
5歳頃から不整脈と持病のある体でありながら、
15年も私たちのそばにいてくれたこと、
本当にかけがえのない存在でした。

ベックさん、今まで本当にありがとうね。
あなたのことが大好きなサンタが、
大喜びで迎えにきてくれたでしょう?
みんなと会えるまで、しばらく二人で待っていて下さい。
チャンスがあれば、二人でこちらへ戻っておいでね。