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こちらは、山口市幸町、
長藩柱石、周布政之助先生の寓居先でありました
吉富家の周辺であります。
「周布先生はあの家の裏辺りで自刃せちゃったんじゃのう・・・。」

ここにはのどかな田園風景が広がります。
そして遥か彼方には、西鳳翩山の稜線が。
「う~む。ええ景色じゃのう。そういやあ周布先生は
あの山を越えて三隅まで行った事があるらしいのう。」

そして田圃と道の間に、
この地方特有の石、結晶片岩の石橋が見えました。
この橋はいつ頃からここにあるのでせうか。
幕末の頃からあったのであれば、
周布先生や吉富さん、そして杉さんや井上閣下も、
この橋を目にした事があるのではないでしょうか。
そしてしばらく進みますと、右手には吉富家の門と、
重厚なレンガの塀が。
「う~む。この道はいつ通ってもええのう・・・。
またこの用水路がええ感じじゃのう。
嗚呼、それにしても黄昏時の物悲しさよ。
そりゃあええが、何と腹がへったのう・・・。」
すぐ手の届く所にたわわに実る柿。
それを横目で見ながら
ここを後にする不肖山笑でありました。
「ああ、あの柿。食べたいのう・・・。」