嗚呼 山口市黒川 九田川のイシガメ君 | 萩往還を歩く

萩往還を歩く

幕末維新の志士たちが駆け抜けた歴史の道「萩往還」は城下町萩と瀬戸内の港三田尻とを結ぶ街道であります。さあ、今から、萩往還とその周辺を歩いてみましょう。きっと新たな発見があるはずですよ。

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今日、僕が車で走っていますと、何と一匹の亀が、
橋の上をトボトボ歩いているではありませんか。

「ありゃ~!イシガメ君じゃあ!こりゃあ、危ない!!
大丈夫かいのう・・・。」

ちょっと気になったんで、僕は車をUターンさせ、
路肩に車を停めました。

そして、車から降りたその瞬間!

イシガメ君の前を一台の車が~っ!!

「あ あ~っ!!」

その車は、イシガメ君に気が付いたのか、
スピードを落とし、彼を避けて去っていきました。

「ふ~っ、やれやれ・・・。」

僕は彼の所に行きました。

「イシガメ君。ダメじゃないか。信号は赤だよ!」

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「は?何言ってんだよ。
僕は普通に歩いてただけじゃないか。
それに何だよ。赤信号って。
ふん・・・、笑わせないでくれるかなあ。
僕らにゃそんなものは関係ないね。」

「でも、ここは危ないよ。交通量も結構多いし。
すみやかに、元の川に戻った方がいいと思うけどなあ・・・。」

「ふん!大きなお世話だよ!
僕はねえ、甲羅があるから大丈夫なんだよ!」

「イシガメ君!何を馬鹿なこと言ってんだよ!!
いくら甲羅があるからってねえ、
車みたいに重たいものの下敷きになったら、
もう無理だよ。絶対に助からないよ!
まあ、とりあえず場所を移そうよ。」

と、僕がイシガメ君を、両手で持ち上げたその瞬間。

「じょーーーーーーっ・・・・!」

「ええっ?!」

何と、何と!!イシガメ君。

突然、おしっこみたいなものを!!

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「じょーーーーーっ!!」

また、その おしっこ みたいなのが、長い、長い!!

「イシガメ君。えらいおしっこが長いねえ(笑)」

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そして僕は、イシガメ君を橋の下まで連れて行きました。

「イシガメ君。もうあまり道路は歩かないほうがいいと思うよ。
それじゃあ僕も仕事があるから、このへんでご無礼するよ。
それじゃあ、達者でね!」

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「ああ、じゃあね。」

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イシガメ君に別れを告げて、僕は九田川を後にしました。



しかしイシガメ君のおしっこにはまいったなあ。