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今日、僕が車で走っていますと、何と一匹の亀が、
橋の上をトボトボ歩いているではありませんか。
「ありゃ~!イシガメ君じゃあ!こりゃあ、危ない!!
大丈夫かいのう・・・。」
ちょっと気になったんで、僕は車をUターンさせ、
路肩に車を停めました。
そして、車から降りたその瞬間!
イシガメ君の前を一台の車が~っ!!
「あ あ~っ!!」
その車は、イシガメ君に気が付いたのか、
スピードを落とし、彼を避けて去っていきました。
「ふ~っ、やれやれ・・・。」
僕は彼の所に行きました。
「イシガメ君。ダメじゃないか。信号は赤だよ!」
「は?何言ってんだよ。
僕は普通に歩いてただけじゃないか。
それに何だよ。赤信号って。
ふん・・・、笑わせないでくれるかなあ。
僕らにゃそんなものは関係ないね。」
「でも、ここは危ないよ。交通量も結構多いし。
すみやかに、元の川に戻った方がいいと思うけどなあ・・・。」
「ふん!大きなお世話だよ!
僕はねえ、甲羅があるから大丈夫なんだよ!」
「イシガメ君!何を馬鹿なこと言ってんだよ!!
いくら甲羅があるからってねえ、
車みたいに重たいものの下敷きになったら、
もう無理だよ。絶対に助からないよ!
まあ、とりあえず場所を移そうよ。」
と、僕がイシガメ君を、両手で持ち上げたその瞬間。
「じょーーーーーーっ・・・・!」
「ええっ?!」
何と、何と!!イシガメ君。
突然、おしっこみたいなものを!!
「じょーーーーーっ!!」
また、その おしっこ みたいなのが、長い、長い!!
「イシガメ君。えらいおしっこが長いねえ(笑)」
そして僕は、イシガメ君を橋の下まで連れて行きました。
「イシガメ君。もうあまり道路は歩かないほうがいいと思うよ。
それじゃあ僕も仕事があるから、このへんでご無礼するよ。
それじゃあ、達者でね!」
「ああ、じゃあね。」
イシガメ君に別れを告げて、僕は九田川を後にしました。
しかしイシガメ君のおしっこにはまいったなあ。