部屋に帰ってホッとひと息……と思ったらゴキブリを発見して「キャー!」っと悲鳴をあげたことはありませんか? 一匹見つけたら50匹、と言われるほどゴキブリは隠れて潜んでいます。

皆さんは、そんなゴキブリと部屋で遭遇してしまったら、どんな方法で戦っていますか? 今回は、知っているようで知らない“ゴキブリの様々な退治の仕方”をお伝えします。

■1:よく見かけるゴキブリの種類

日本では約40種類が生息するといわれているゴキブリ。そのほとんどは屋外にいますが、内数種類のゴキブリは暖房や食料のある屋内が大好き。中でも良く目かけるのが次の3種類です。

(1)クロゴキブリ

その名の通り、黒く光沢のあるゴキブリ。体長約30mmと大きく、日本全国に分布しています。

(2)チャバネゴキブリ

黄褐色で、体長約15mmと小型タイプ。前胸背に黒い縞が一対あります。適応力が高く、集合住宅だけでなく病院や飲食店にも現われます。

(3)ヤマトゴキブリ

クロゴキブリに似ていますが、やや小型の黒いゴキブリ。体長は約20~30mm。本州を中心に生息しています。

これらのゴキブリは共通して、食べ物があり暖かく湿気のある場所や暗く狭い場所を好み、集合住宅の台所や洗面所、ビルの給湯室など暗く狭い場所を好みます。

■2:ゴキブリを見つけたらコレ! 撃退アイテム5つ

では実際にゴキブリと遭遇した時や、姿は見えないけどいることが分かった時など、皆さんはどんなアイテムを使って撃退しているでしょうか?

市販の薬品から物理的な対策で防御するなど様々ありますが、人気の撃退アイテムを紹介します。

(1)噴射スプレー

即効性があり、直射すれば間違いなくノックアウトできます。しかし、直接噴射しなければ効果がありません。

(2)くん煙タイプ

煙の殺虫剤を焚いて、部屋の隅々まで浸透させて殺すタイプ。部屋にいるゴキブリをまるごと退治したいときに便利です。

(3)毒剤タイプ

ゴキブリの通り道に薬剤の入った容器やジェル状の薬剤を置くタイプ。薬剤が付着すると毒が体にまわり、退治することができます。

(4)トラップタイプ

ゴキブリが好きなニオイで呼び寄せて、粘着性のあるテープで捕まえるタイプ。ゴキブリを手に取ることなくそのまま廃棄できるので便利です。

(5)ホウ酸団子

市販の材料でホウ酸団子を作り、生息していそうな場所に置いて退治するタイプ。手作りしなくてはなりませんが、安価かつ長期間置くことができます。

■3:ゴキブリを瞬殺するワザ2つ
(1)熱湯をかける

化学的な薬剤を使用したくない方や即時に駆除したいときに効果抜群なのが熱いお湯。高熱に弱いゴキブリは熱湯を掛けると即死します。

(2)液体洗剤をかける

ゴキブリがピカピカ光って見えるのは体表がワックス層で覆われているから。水は弾きますが、洗剤は体表を覆い、ワックス層に溶け込んで気管を塞ぎ、窒息死させることができます。

■4:発見しても戦いようがない…天井にいるのを見つけた時の殺し方

天井を這うゴキブリを退治したいとき、熱湯をかけるわけにもいかず、新聞紙を丸めて叩くこともできず、噴射スプレーは薬剤が降りかかってきそうで抵抗がありますよね。

そのようなときは瞬時に害虫を凍結するスプレーがオススメです。手元にないときは天井から降りてくるまでじっくり待ちましょう。

■5:もう二度と侵入させない為の対策3つ

ゴキブリを発見したら薬剤を使って駆除する方法が効果的ですが、普段からゴキブリを侵入させない環境づくりが何よりも大切です。

(1)侵入経路を断つ

ゴキブリは扉や窓、配管周りの狭いところから侵入します。テープなどで隙間や穴を塞ぎ、侵入できないようにしましょう。

(2)食べ物のゴミを残さない

生ごみは袋に入れて、フタ付き容器でゴキブリが入れないようにします。台所のシンクにある食器もその都度洗って清潔にしておきましょう。

(3)整理整頓を心がける

ゴキブリは別名ゴミムシとも呼ばれるゴミ好きの虫。普段から整理整頓をし、こまめに掃除をすること。また、使いかけの食材は密閉容器や冷蔵庫に保管するなど、食べ物をむき出しの状態にしないよう気をつけましょう。

いかがでしたか? 暖房の影響でゴキブリは冬でも繁殖するようになりました。最近は薬剤に適応したゴキブリも出現しているようなので、いろいろな退治方法を試すといいかもしれませんね。

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