全く同じぐらいの能力を持ち、全く同じ前提知識を持った生徒に、全く同じ指導をしたとしても、成績がグングン伸びる子もいれば、伸び悩む子もいるというのは実情としてあり、それは何も小学生だけに限った話ではなく、大人の社会も含めどんな世界でもあり得る話と思います。
いわゆる「学習能力の差」というやつです。
大人子供に関わらず、成長し成功を手に入れ続ける人にはハッキリとした特徴がいくつかあると思います。
その一つに
素直である
ことが挙げられます。
素直と言っても、ただ従順であり反抗しないという意味ではありません。新しい知識、知恵、方法、視点を柔軟に受け入れ素直な思考ができるという意味なのですが、否定的表現を使った方が分かりやすいかもしれません。
頑固ではない
ということです。
固定観念にとらわれ、きっとこうだ、こうに違いない、と思い込んでしまい固執してそこから抜けられず、他人の指摘が脳に届かない状態、こういった頑固状態に陥ってしまった人は、新しい考えやより良い意見をせっかく他者が伝えてくれていたり、学べる環境があるにも関わらず、素直に柔軟に受け取り吸収することが出来ず、一向に成長できないわけです。
そういった人は新しい視点に触れる機会や向上できるチャンスをせっかく得たとしても、自分の内側から湧き出る強い主観がすぐさま顔を出し、「でも」「でも」という言葉が次々と口からあふれ出て、自分にはない思考や視点の吸収を遮断するわけです。
例えば『☆☆の場所へ行く方法なんだけど、〇〇を使ったらより速く到着できるんだよ』と誰かから教わったとします。
成長できる人は
『なるほどーそういう方法もあるのかー!知らなかったー!』
と反応し、自分の中にある新たな引き出しの中にしまおうとします。そしていつでも引き出しから出して使える状態にしようと、勝手に実演して練習してたりします。
成長できない人は
「えーでも、▲▲の方法でいつも行ってるしー」
などという反応をして、せっかくの新たな思考や方法、視点を素直に柔軟に受け入れることなく、拒絶反応を見せ、新たな引き出しにしまおうとしません。
これが積み重なれば、差がつくのは当然ではないでしょうか。
「新しいことを柔軟に受け入れようとする」
変化の令和時代に対応していく上で、新たな技術や考え方、視野の吸収を試すことなく跳ね除けるような姿勢を維持していては、前に進み成長することはできません。自分の価値観を固定化し狭窄な世界に閉じ込めるのではなく、いつでも吸収可能なスポンジ状態にしておくことを、(簡単なようで難しいですが) 意識するようにすべきです。新しいことを受け入れられない自分を「自分はそういう方針でやってきた」などと言って正当化するのはやめるべきです。
もちろん自戒を込めて、ですが。
成長できない人のその他特徴として
☑︎持続できない継続できないやり遂げられない
☑︎すぐに根をあげる、弱音を吐く
☑︎やらない理由ばかり並べ立てる
☑︎怠惰に成長が手に入る道があると誤解している
☑︎出来ていないことを出来ているように装い偽る
(ありのまま等身大の自分で戦えていない)
☑︎謙虚になれず自分が頑張れないできないのは自分以外の他の何かのせいと思ってしまう
☑︎原因と結果を入れ替えて捉えてしまう
☑︎主観ばかりで客観目線や俯瞰目線が不足
あらら、言い出したらキリがありません(笑)
しかもタイトルは成長する人の特徴なのに、当記事は成長しない人の特徴ばかり述べてしまいました。
まぁ、この逆を行けば大丈夫ということです。
では最後に、優秀な人の特徴を一つ述べて終わりたいと思います。大人子供関わらず、のやつです。
何か一つの思考経路が否定された時、その替わりとなる経路を複数思いつき実行できること
やっぱり柔軟であることが大事ということですね。
では、また!
make sense!
■■算数ソムリエ■■