浜学園小5最レテキストの使い方 | 算数ソムリエブログ-中学受験突破のために-

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中学受験にまつわるココだけの話

最近、何人かに浜学園の小5最レテキストについて質問されることがあったので、記事にしようと思います。

 
まず、このテキストを利用する可能性があるのは
 
①浜学園小5最レ受講者
学習が進んだ小4生
③基礎の固め直し、復習に使用したい小6生
 
 
で、1番質問が多いのは、浜学園以外の塾生が先輩に譲ってもらうなど何らかの方法でテキストを手に入れ取り組んでいる(取り組もうとしている)②③の方達です。
 
 
特に使用法やテキストの特徴をちゃんと理解した上で活用してほしいと思う③の方を主に想像しながら、以下話していきたいと思います。
 
 
まず、浜学園小5最レテキストは、これ以上ないほど適切な単元分け、学習順序への配慮がなされています。世の中にある算数の土台を形成するためのテキストの中で、一番優れた代物と思います。
 
 
基本的に各単元④テーマ16問から構成されており、
①1、2、3
②4、5、6
③7、8、9
④10、11、12
[応用]13141516
 
と、全ての単元において形式が整えられているのも素晴らしいです。(※まとめの単元に関しては、16問ではなく12問構成になっています)
 
 
そして赤で表示した問題番号が応用問題になっています。例えば、テーマ①は1、2で基本を確認しその応用を3で演習、テーマ②は4、5で基本を確認しその応用を6で演習、テーマ③,④も同様。
そしてテーマ①〜テーマ④を複合させた応用問題が13〜16で、少し横に広げた応用力を身につけるための演習をする仕様になっています。
 
 
この構成に気づかずに取り組んでらっしゃる方も結構いらっしゃるので、まずは知っておいて頂きたいと思います。
 
 
ですから、算数が比較的得意という自負がある人は、3→6→9→12→13→14→15→16と進めていくのもいいかもしれません。
ただ、多くの人が実は基礎が不十分なので、1から12まで順番にしっかりと取り組んでいくことが大事と思います。「ここはさすがにもう出来るからやらなくても大丈夫だろう」という慢心は危険です(笑)浜学園小5最レテキストの1→12をしっかり仕上げていけば大概の学校の入試問題に対応できますので、安心してください。
 
 
小4、小5生はNo.1から順にカリキュラム通り取り組んでいくのが良いと思いますが、小6生は、強化したい単元を決めて、その単元を集中的に取り組むのが良いと思います。
 
例えば、平面図形を強化したい時は、
 
 
No.7(I)直線図形の求積
No.8(I)相似1
No.9(I)相似2
No.10(I)相似3
No.15(I)折ったり重ねたり
No.16(I)辺比と面積比1
No.17(I)辺比と面積比2
No.18(I)面積比の複合
 
に取り掛かってこれらを習熟させた上で、
 
No.22(I)角度の問題
No.26(I)特別な分割
No.27(I)辺比と面積比の発展
 
へと進む。
さらに円やおうぎ形、π計算に関しても強化しようとなれば
 
No.23(I)曲線図形1
No.24(I)曲線図形2
No.25(I)曲線図形3
 
 
まで取り組む。
 
このように単元ごとに目的を明確にして使用していくのが良い使い方だと思います。
 
というかそもそも、
図形の前に、比割合をなんとかしなきゃいけないぞ、という方は
No.5(I)比1
No.6(I)比2
No.14(Ⅱ)相当算
No.15(Ⅱ)分配算
No.16(Ⅱ)倍数算
No.17(Ⅱ)年令算
No.18(Ⅱ)やりとり算
No.23(Ⅱ)仕事算
No.24(Ⅱ)ニュートン算
No.28(Ⅰ)濃度算1(食塩水の問題)
No.29(Ⅰ)濃度算1(食塩水の問題)
No.29(Ⅱ)損益売買算(商売の問題)
 
これらでまず比割合の扱いに慣れないと、図形の相似や辺比面積比に取り掛かったところで撃沈しますから、6年生が復習としてこのテキストを扱うときは、上記比割合単元の学習を何よりも優先して取り組む必要があります。
 
 
また、速さについて強化したいとき、
 
No.19(II)速さ1
No.20(II)速さ2
No.21(II)速さ3
No.22(II)速さ4
 
の問題を全問ダイヤグラムを書いて解いてみて、ダイヤグラムを自在に使えるよう訓練しよう!
という使い方は、ライバルに差をかなりつけることが出来るので、超オススメです。
 
 
また、数の性質を強化したければ
No.19(I)数の性質1
No.20(I)数の性質2
No.21(I)数の性質3
No.41(I)数のまとめ
なのですが、数分野に関しては、図形や速さや比割合の単元と比べると、比較的優先度は下がると思います。
 
 
 
 
皆さんが、ここを強化したいとか、弱点を克服したいという時の最適な教材が浜学園小5最レテキストです。中学受験算数とは何なのか、が見事にまとめられた問題集です。
 
 
ただこのテキストは問題集ですから、テーマごとの概論解説は省略されています。単元ごとの基礎解法を辞書のように引いて、いつでも確認できるようにしたいという方は、あわせて拙著「算数の土台完成バイブル123」も参考にして頂くのが良いと思います。

 
あのテーマどうやるんだっけ?どう解くべきだったっけ?
という時にすぐに思い出す手助けになるので便利だと思います。

 

土台を固めれば、みんな算数を得意にすることができると思います!
頑張りましょう!
 
 
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