山の林道脇で会いました。
名も知れず、写真だけ撮ったのですが、その後気になっていました。
里ではふつう「テキリスゲ」が多いようですが、ここは標高1000メートルくらいです。日本海側なので、図鑑にある解説に従い・・・
「ヤマテキリスゲ」だと思います。 でも自信はまったくありません。
漢字では「山手切菅」となります。
カヤツリグサ科、スゲ属の多年草です。
本州~本州の主に日本海側の山地や四国の山で暮らしています。
斜面で湿気のある所が好きなようです。
こんな感じで叢生しています。
この細く長い葉の上や横に穂がありました。
葉は幅が1cm内外くらいです。
図鑑ではこの葉の裏が粉白で、乳状突起があるのが、テキリスゲとの違いとありました。
この花をつける「有花茎」これも細くて長さは40~60cmにもなるようです。
小穂の説明は図鑑のままです。
「小穂は質が柔らかく、先端に集まって4~7(3~6個)個ついて垂れ下がります。そして頂部の小穂は淡褐色で雄性です。雄小穂は線形で、短い雌花を先端につけることがある。側小穂は雌性で、淡緑色、長さ3~10㎝、先端に短い雄花をつけることも多い。」とありました。
これだけでも複雑でよく分かりません。
さらに「雌小穂は幅3~4㎜位、長さ3~10cm。雌小穂の鱗片は淡緑色で形は倒卵形で、先が凹頭~円頭、短い芒があり、果胞とほぼ同長や短い場合も多い。」
となっていて、ますます、ハイそうですか・・。
このカヤツリグサ科の仲間もたくさんあって、自分には謎だらけの植物です。
きっと知れば「アッと驚く・・」なこともあるのでしょう。