道端に普通にあります。

 当たり前過ぎていつも見て見ぬふりで通り過ぎています。

 そんなひとつ。

 

 

 「カキネガラシ」です。

 漢字では「垣根芥子」です。

 この字をずっと「垣根枯らし」と思っていました。

 

 

 アブラナ科、カキネガラシ属の1年草です。

 生まれ故郷は広大すぎて何処かわかりません。

 図鑑にはアフリカ、アジア~ヨーロッパとあります。
 

 

 それでも日本にやって来たのは明治の末ごろだそうです。

 いまや日本全国とこでもドアだそうです。

 

 草丈は直立して50~60cmくらいになり、茎には下向きの粗毛があります。

 葉っぱはダイコンの葉のように羽状に切れ込みます。

 

 

 仲間にはイヌカキネガラシやイヌガラシなど名前もややこしいくらいですが、一番の見分け方があります。

 それは出来る果実がこの茎に寄り添うように付くことです。

 3番目や下の写真で確認できます。

 

 

 細かく分けることが得意な方は、茎や果実に毛のあるものを「ケカキネガラシ」と呼び、毛のないものを「ハマカキネガラシ」というそうです。

 

 

 これには毛があります。

 

 

 アブラナ科なので花は十字形の4弁花です。

 

 

 

 

 

 

 雄しべは6つですが、4強雄しべです。