この花と言うか、花はとっくに終わって果実ですけど、今までしっかり見たことがありません。

なので、自分のメモもなくて一から調べてみました。

 

 

 「オオヒナノウスツボ」です。  漢字では「大雛の臼壺」と書きます。

 長いし、聞いただけではイメージも湧きません・・。

 オオヒナって何?、それに臼と壺ですから・・

 

 

 ゴマノハグサ科、ゴマノハグサ属の多年草です。

 北海道の南部~九州の里山、低山の草地や林縁で暮らしています。日本以外では朝鮮半島にもいるそうです。

 

 

 名前の謎はこの花からついたようです。

 仲間の花に「ヒナノウスツボ」というのがあって、それより大きいので「オオヒナ・・」のようです。 また花の形が壺形の花なので、その様子から「臼や壺」に見立てたものだそうです。

 

 

 花を見ていないと力の入り方が違います。

 なので、来年は花をしっかり見て、本当に「臼」なのか「壺」なのか・・見たいです。


 

 図鑑では「花冠は暗紅紫色で8~9mmくらいで、膨らんだ壺形。先が唇形になり、上唇は2裂し、下芯は3裂し、その中央裂片は反り返る。雄しべは4つで花冠下唇について横に広い楕円形の葯、この葯の縁が裂けて花粉を出す」とあります。

 また、仮雄しべが1つあって扇状に広がる。雌しべは1つで花柱が長く突き出る」

 

 

 果実は蒴果です。

 なんか似たような形が多い果実です。

 

 

 先の方から裂けて種子を飛ばすようです。

 図鑑では「胞間裂開」する・・とありました。

 

 

 種子は極小です。