この花も純和風の名前をつけてもらっています。
仲間もたくさんいますが、みんな海を渡って連れて来られました。
仲間は世界に120種くらいいるそうですが、みんな暮らしているのは、北米、中央アメリカ、南米の温帯から亜熱帯です。
日本には、オオマツヨイグサ、コマツヨイグサ、メマツヨイグサ、オニマツヨイグサ、アレチマツヨイグサ、ミナトマツヨイグサ、ヒナマツヨイグサなどが見られるそうです。
「メマツヨイグサ」です。 漢字では「雌待宵草」です。
アカバナ科、マツヨイグサ属の1年草です。
日本にやって来たのは100年くらい前の1920年代です。
観賞用にやって来たのですが、この花も名前のように、本来は夕方から咲いて、夜に来るガなどを待っているようです。
なので早朝でないとなかなか咲いている時に会えません。
せっかく観賞用につれて来たのに、現在では、国立環境研究所の「侵入生物データベース」では外来生物法の「要注意外来生物」に指定されています。
本人は無実を訴えています。
でも荒地でも何処でも住むこをいとわないのです。なので、在来種にアレロパシーで影響を与えるようです。
茎はすくすく成長して50~150cmくらいにもなります。
草全体に細かい軟毛があります。
根生葉と茎葉がありまいが、根生葉は柄があって咲きが尖った葉です。
茎の葉っぱは柄がなくて尖ります。
根生葉も茎葉も鋸歯があります。
花のつくりは萼が4つあり淡緑です。萼の下が筒状になっています。
花びらは4つ、花びら同士が重なり合うので、オニマツヨイグサやアレチマツヨイグサとくべするようです。
雄しべは8つあります。 雌しべは1つです。
出来る果実は蒴果です。そしてもうすぐ熟して4つに裂けます。