先日のハキダメギクは近所の原っぱでしたが、こちらは里山の森の中です。
この花も本来の時期は先月くらいに終わっているはずなのに・・・でも、果実も出来ていますが、花もたくさんありました。
この花もいくつか似たものがあるので、正確な同定は自信ありません。
「イヌホウズキ」の仲間です。 漢字では「犬酸漿」です。
ナス科、ナス属の1年草です。
イヌホウズキは史前帰化植物とされています。
でも6種類くらいあってよく似ているので同定は困難とあります。最近原っぱなどで多く見られるのは北米あたりからやって来た帰化植物です。
果実の照り、光沢の具合や、果実の中にある「球状顆粒」の有無や量などで見分けるようです。
分からないけど、候補として「カンザシイヌホウズキ」ではないか・・と思ったりもしましたが、結局わかりませんでした。
主にある仲間は・・
①イヌホウズキ
②オオイヌホウズキ
③ムラサキイヌホウズキ
④アメリカイヌホウズキ
⑤テリミノイヌホウズキ
⑥カンザシイヌホウズキ です。
①のイヌホウズキは果実に光沢がありません。⇒なので違う。
②のオオイヌホウズキは、花数が5~8と多く、花も大きく花柱が長い。種子が小さい。
③ムラサキイヌホウズキは全体に茎などが紫色を帯び、果実はフケ状斑紋がやや大きく、光
沢も強い。種子も大きく、球状顆粒は2~6個ある。
④アメリカイヌホウズキは茎が細く全体に横に広がる。葉も細くて幅が狭い。果実は小さく光沢
のある黒。球状顆粒は4つかそれ以上。
⑤テリミノイヌホウズキは、花の数が多く、果実ははじめから黒紫色。光沢も強い。緑の果実
のフケ状斑紋も明瞭で楕円状になることが多い。球状顆粒ははないか、あっても1~2個、
萼片が基部から後ろへ反る。
⑥カンザシイヌホウズキはテリミの別型とされ、小果柄が上向きに付くのが特徴。
花の数などでは②と⑤は違う。
球状顆粒はが無かったので、③や④は違う。
で、消去法で⑥ではないか・・と・・・思っただけです。
カンザシイヌホウズキについての解説には「ナス科の1年草です。我が国の概して日当りのよい空地等に見られる帰化植物である。草丈は1~2メートル程度。葉は長卵形で全縁、先端部は尖り、基部では葉幅が狭まり葉柄状となり茎に互生する。液果は熟すと黒くなり光沢がある。実も花も上向きにつく。
横向きもありますが、上向きが多い。
果実には斑紋があります。
球状顆粒についてもあるもの、ないものも個体こどに差異があり、決めてにはならないそうです。
熟した液果は簡単につぶれてしまいます。
粘液のようなものに包まれているように種子が入っています。
でも球状顆粒は見当たりません・・。