道端で咲いている時には・・・なんか頼りないように、だらしないでもあり、お疲れモードです。

これが野菊の代表のひとつ。

 「ノコンギク」です。  漢字では「野紺菊」です。

 キク科、シオン属の多年草です。

 本州~九州で暮らしています。 日本固有種です。

 

 

 なんて分かっているように書いてますが、教えてもらったので分かっているつもり・・なだけ。

 ヨメナにも似ているので、並べても分からないかも知れません。

 そしたら、図鑑でも「ヨメナに非常によく似ている。種内でも変異が大きく、同じとは見えないくらい幅がある」とあります。 

 

 

 地下茎を横にのびて成長するのが得意だそうで、群落を作るそうです。

 草丈は50~100cmですが、刈り込まれても⑩~20cmでも花をつけるそうです。

 野で生き抜くど根性があります。

 茎にも葉にも短毛が密生してザラつきます。

 資料では、根生葉には柄があり卵状楕円形、茎に付く葉には柄がなくて卵形や卵状楕円形です。

 

 

 花は秋本番に咲いている感じですが、花期は8~11月だそうです。

 舌状花と筒状花ですが、この舌状花が細長くスマート。そして白っぽいのですが、薄く紫が入ります。

 筒状花(管状化)は黄色で、両性花です。

 そしてこの舌状花の紫色を少しずつ、少しずつより濃いのを選抜し、そこからさらに濃いのを選抜し・・・コンギクを作りました。

 

 

 コンギクです。 もちろん紺菊。

 これだけ紺色がはっきり、くっきりになるのは大変だったと思います。

 園芸品種ですが、「夕映え」とか「魁」などの名前が付けられているのがあるようです。

 

 

 ノコンギクとコンギクは舌状花のイメの違いですが、花のつくりは同じです。

 なので、筒状花は雄しべが5本あり、それが合着して筒状になって中心に雌しべがあります。

 

 

 コンギクですが、白花もあると辞書に書かれています。 ますます混乱します。

 

 

 しかし、これだけ鮮やかになると、本人もノコンギクを見ても仲間だとは思わないでしょう。

 

 

 出来る果実は痩果です。