一か月くらい前だったかもしれませんが、ベニバナイチヤクソウをアップしました。

こんどももっと北で標高も高い山道ですけど・・・

 

 

 最初、大木の下にコケと一緒に白い花を見つけました。

 

 

 イチヤクソウです。 漢字では「一薬草」です。

 ツツジ科、イチヤクソウ属の多年草です。

 

 

 でもこのイチヤクソウには何種もありますが、主ものとして3つありました。

「イチヤクソウ」と「マルバイチヤクソウ」、そして「コバノイチヤクソウ」です。

 

 

 イチヤクソウと他の2つ、ちょっと見ただけではみんな同じにしか見えません。違いを判別するのは「萼片」のカタチのようです。

 

 

 図鑑には、イチヤクソウの萼片は裂片が長く幅の2.5~4倍あります。

 一方、マルバイチヤクソウやコバノイチヤクソウは萼の裂片が短くて幅は同じくらい。

 まぁ、その違いなのです・・・。

 

 

 マルバイチヤクソウは名前の通りで、葉はほぼ円形です。

 またマルバイチヤクソウは萼片の裂片が幅と同じか少し長い程度ですが、その先は尖りません。
 

 

 ということで今回、多くであったのは「コバノイチヤクソウ」のようです。

 

 

 本州中部以北~北海道の亜高山帯や山地の針葉樹林帯、林内で暮らしています。

 もっと寒そうなサハリンなどにもいるそうです。

 

 

 花は、萼片が5つ、花びらも5つ、雄しべは10個、雌しべは1つです。

 

 

 花は白くて・・ただただ下向きに咲きます。

 ので、花被片の中を見せてもらうのは大変です。

 

 

 そしてこのイチヤクソウ、「部分的菌従属栄養植物」とありました。

 複雑な事情で生き続けているようです。

 

 

 

 

 

 

 出来る果実は蒴果です。