ウチの周りの空き地で毎年勢力を拡大しているのがコレです。

先日、河川敷にも進出しているのを見つけました。

 自分がつけた名は「コンチクショウナス」 です。

 

 

 まぁね知っていて油断したのが悪いんですけど・・。

 いつも痛い目に会わせてくれます。

 「ワルナスビ」です。 漢字で「悪茄子」です。

 

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 ナス科、ナス属の多年草です。

 別名が「鬼茄子」とか「野原茄子」です。

 

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 もともとは北米の東南部、カロライナあたりが故郷だそうです。飼料などに紛れて世界中に進出しているそうです。

 

 

 日本には1906年に千葉の「御料牧場」で、かの牧野先生が発見して、命名しました。

「お主もワルよのう・」と言ったお代官様の口調で名付けた・・と・・そんなことを言って昔は受けたのを思い出しました。

 

 

 今では「要注意外来生物」に指定されています。

 英名では「ソドムのリンゴ」とか「悪魔のトマト」などと呼ばれていますが・・ナスだっていうのに・・リンゴとかトマトってどういうこと?

 

 

 茎は縦横に広がるうえに、切っても切れた地下茎からでも芽を出して、どんどん増えるので、いったん取りつかれると・・大変です。

 

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 葉っぱは互生して長楕円形、縁に波状になった大きな鋸歯が3~4つあります。

 萼が5つに裂けて、花冠はいわゆる星型で、雄しべの葯が黄色のナス・パターンです。花自体はそれなりに「花」ですが、白からうす青色で、ナスやジャガイモにもよく似た花です。これからけっこう長い期間咲いています。

 

 

 花の特徴は雌しべに、花柱の長い長花柱花と、短い短花柱花があることです。でも雄しべは見な同じ長さなので、この「異花柱花」にもいろんなタイプがあることが分かります・・。雄しべは5本です。

 

 

 できる果実は液果で熟すと黄色くなります。

 

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 そして、茎や葉に鋭い細いトゲがたくさんあります。コイツが憎らしいのです。また、星状毛も密生しています。