春の山野草としてお馴染み、人気の「イチリンソウ」、「ニリンソウ」がありますが、もう一つ多いのがコレです。

 でもなかなか会えません。

 

 

 「サンリンソウ」です。  漢字では「三輪草」です。

 キンポウゲ科、イチリンソウ属の多年草です。

 三輪の花が付く・・という名前ですが、今回はみんな1つです。図鑑では1~4輪くらい咲くようです。 ニリンソウも最初は一輪、後で小さいのが出て2輪になることが多いし・・。

 

 

 自分にとっては馴染みもなく、あまり見た覚えもなく、メモにもありませんでした。

 でも日本では本州中部以北~北海道で暮らしていますが、海外でも東アジア、朝鮮半島、中国、台湾の亜高山帯です。
 

 

 この三輪も葉っぱに特徴があるようです。

 根生葉は3出複葉です。 側小葉は2深裂しています。

 茎に付く葉は3枚あってこれが写真のように輪生しまい。そして3深裂し、その裂片は欠刻します。

 

 

 超メジャーのニリンソウは茎に付く輪生する葉っぱに葉柄がありませんが、このサンリンソウには短い柄があります。 

 そしてリンソウの葉っぱには白い斑のようなものがありますが、このサンリンソウにはありません。

 

 

花は、白い花びらになっている萼片が5枚、5枚が普通ですが、5~7枚くらいの幅があるようです。黄色い葯をつけた雄しべがたくさん(50個くらい)あります。雌しべも小さいけど20個くらいあるようです。

 

 

 出来る果実は卵状の集合果です。

 

 

  出来る果実は卵状の集合果です。