今年も最後の里山さんぽ・・かも
まず最初にびっくりしたのは「ミカエリソウ」の葉っぱです。
植えられたものかも知れませんが、見事に食べられていました。
少し前にもありましたが、こちらは本格的で芸術的です。
犯人は「スギタニアオケンモン」というヤガの幼虫だそうです。
食べている現行犯・・を見たいです。
湿地に近いところにはコレが・・・ジュズダマです。
有名な「ハトムギ」はこのジュズダマを改良したものだそうです。
イネ科、ジュズダマ属の多年草です。
いろいろな色です。どうやら、果実を包む苞葉鞘がいろいろあるようです。
以前、果実を分解した時の写真です。
内容はもちろん忘れました・・。
「ツワブキ」の花がいよいよ終わりに・・なりました。
果実は痩果。
白い毛が密生しています。冠毛もあり、遠くへ飛び立つ準備中でした。
「ヤブラン」の果実がテカテカです。
どこにでもあるヤブランですが、ついに果実が黒く熟してピッカピカになりました。
といっても果実としては蒴果で、ちょっと珍しいタイプです。
普通は果皮に覆われているのですが、この果実は果皮がすぐに取れてしまい、種子がむき出しになっています。
なんか垂れ下がっています。
「クマシデ」でした。
カバノキ科、シデ属の落葉高木です。
この果実もなかなかのユニークさでした。
ジュウニヒトエをまとっているようです。
果実は堅果ですが、果穂は5~10cmにもなります。
葉っぱのような果苞というのがたくさんついています。
またまた・・ミノムシみたいのが・・
「ロウバイ」の果実です。
最初に見た時はなんか「ちょっと汚い・・」感じがしました。
聞いたらあの「ロウバイ」の果実と知ってびっくりしました。
垂れ下がっているのは「偽果」です。壺形のような・・
元気なのは
「ヤツデ」です。
ついに禁句、いや「君子危うきに近寄らず」・・という教えに背いて、葉っぱの切れ目を数えてしまいました。
「八つ手」っていうのに八はない・・となっていますが、本当にないのか?
最初の若葉は1つ、卵形です。
その1つが下のように左右に裂けて3つになります。
次に、左右の葉が分かれるので、5つになります。
そのサギは7になります。 順番に裂けていけば次は9、そして11となります。
上のは7です。
でも花を付けるくらいになっていると7は少ないようで、9とか11が多いようです。
そして、禁句の8です。
右の裂片が最初に裂けて8になっています。
下の8つ。まだ若い?葉なのか明るい緑色です。
そして多かったのが9です。
そして気前のいいのが11です。
セイタカアワダチソウもすっかり果実になっていました。
これだけたくさんの果実、果穂をつけて種子を飛ばしますが、多くは地下茎によって増えるそうです。