本当はズラッと並んだ並木とか、超大木、気根がニョキニョキのが良かったかも・・。

 これは普通の公園にあった普通サイズです。

 

 「ラクウショウ」です。

 漢字では「落羽松」です。  でもイメージとしては「楽鵜翔」がいいかな。

 

 

 生まれ故郷は北米の東南部からメキシコにかけての地域だそうです。

 でも、日本にも暮らしていたらしい・・?

 中生代の化石からこのラクウショウが見つかっているそうです。

 中生代といえば、今から2億5200万年前~6600万年・・・

 日本列島なんてなかったでしょ。 

 現在の東アジアでは2300万年前から今までの地層では発見されないそうです。

 

 

 ヒノキ科、ヌマスギ属に所属する針葉樹です。

 和名は「ヌマスギ」です。 つまり沼杉・・。湿地が大好きのようです。

 

 

 故郷では50メートルにもなるそうです。樹齢も1000年になるのもあるそうです。

 針葉樹だけども落葉しますし紅葉もします。

 そして雌雄異花。

 花の記憶がありません・・。どんな花だったっけ?

 来年の春には見なくちゃ・・。

 

 

 この葉っぱがななかなんです。

 姿形のよく似たのが「メタセコイヤ」です。

 メタセコイヤとは離れて見たら区別できませんが、近くでよれば、葉っぱで区別します。

 

 ※上は「ラクウショウ」の葉っぱです。

 ※下は「メタセコイヤ」の葉っぱです。

 

 メタセコイヤは対生に葉がつきます。

 このラクウショウは互生してつきます。そして葉も短めです。

 

 

 秋深くなると落葉します。この葉は1つずつパラパラと落ちるのではなく、小枝(側枝)のまま落ちています。

 果実は球果です。

 周りには「果鱗」と言われるのが10~12個あります。

 こういうのは10面体とか12面体って言ってもいいのかな・・。

 

 

カッターの刃を当ててみました。硬いけど何とか切れ目を入れて、手で割ってみました。

 

 この果鱗に2つずつ種子が出来るようです。

 なんか複雑そう・・。