これが木本だったなんて・・・、木だと思っていたのが「草」だった・・もよくあります。

 これが木だって戸籍謄本にあったのでビックリでした。

 でも、草か木か・・ってどうも微妙なようです。

 

 「ヘリオトロープ」です。  ムラサキ科、ユープロカ属の常緑小低木。

 

 

 そもそも「ヘリオトロープ」というのが「キダチルリソウ属」の総称なのだそうです。

 そして、近年の植物分類学の進展、分子生物学での分析で、このキダチルリソウ属からユープロカ属に分かれた・・とありました。が、よく分かっていません。

 

 

 生まれ故郷は南米のペルーだそうで・・、それがまず、ヨーロッパに連れていかれ、ゴチャゴチャといじられて、日本には明治時代にやって来たそうです。(江戸時代の中期に来たという資料もありました)

 日本では「コウスイグサ(香水草)」とか「ニオイムラサキ(匂い紫)」と名前が付けられました。

 茎や葉にたくさんの荒毛があって、ゴワゴワってほどではありませんが、シワシワの葉に細かい毛がいっぱいあります。

 

 

 いろいろな品種があるそうですが、品種によって「香り」があるそうで、有名なのが「ガーデンヘリオトロープ」とか「チェリーパイ」というようですが。

 なので、昔は香水の原料にもなったようです。

 

 

 花はもう本来は終わっている頃ですが、今シーズン最後の花でしょう。

 ロート状の先が5つに裂けています。青紫の綺麗な色です。 白花もあるそうです。

 雄しべが5つ、雌しべは1つです。

 

 

 

 

 

 そしたら、芽が出て、最初の1年目は「草本」として、2年目以降は「木本」として生きるそうです。でも本人はそんなのどっちでもいいそうです。