この冬の入り口にこんな鮮赤な花に会うなんて・・。

 名前がなかなか覚えられません。

 2年ぶりに花の咲いている時に逢えました。

 「カエンキセワタ」です。 漢字で書くと「火焔着せ綿」です。

 別名がカッコイイ「ライオンズ・テール」というそうです。

 

 

 シソ科、カエンキセワタ属の常緑小低木です。多年草としている図鑑もあります。

 故郷はまたまた遠い南アフリカです。

 

 この和名、なんかすごく難しい感じ・・中国でついた名前、薬かも・・なんて思いました。

 そしたら、園芸屋さんでは「レオノテス」というそうです。 

 

 

 葉っぱは対生について、短い葉柄があり、形は披針形~楕円状披針形で、鋸歯があります。葉の柄や裏に細かい毛が密生しています。

 

 

 花の季節は10~12月。花色は白、黄色、橙色、赤とあるそうです。

 でも白や黄色は見たことありません。

 

 

葉腋にたくさんの花を多段に付けます。花は咲き始めには直立して付いて、次第に前に曲がってきて、そして垂れるようになるそうです。なぜか? わかりません。

 

 

 萼は円筒形で10に裂けています。花にはオレンジ色のやや長めの毛が密生しています。

花は筒状の2唇形です。上唇は少し前に曲がっていて、下唇は3つに分かれます。

 雄しべは4つで2組に分かれ、、2本が長い「2強雄しべ」のようです。

 

 

 この写真や外側からでは分かりませんが、雄しべの付き方も決まりがあるようで、萼片の位置に対して対生に付き、花びらに対しては互生に付くそうです。雄しべの花糸は糸のように細く、また、雌しべの柱頭は2裂します。

 

 

 名前の「着せ綿」は、この花びらに毛が生えていて、まるで綿を着せたように見えるからだそうです。そして、「火焔」は花の色や形が炎のように見えるから・・ということです。

 なんとなく納得・・・です。

 さらに、学名が「ライオンズ・イヤー」というらしく、ライオンの耳ですけど・・。すると、ライオンズ・テールはどこへいったの?・・。

 出来る果実は4分果です。