夏の盛りに一生懸命に咲いていたあのケイトウの元です。これを改良したのが花壇で人気です。でもコレはあまり花壇でみることはありません・・。
「ノゲイトウ」です。 漢字では「野鶏頭」です。
ヒユ科、ケイトウ属の1年草です。
生まれ故郷はく分かっていないようです。アジア?、インド?、アメリカの熱帯?・・
別名が「セロシア」とか「フデケイトウ」というそうです。
草丈は1メートルくらいです。
葉っぱは互生して互生し、形は披針形や卵状披針形で、先っぽは尖り気味で基部はクサビ形です。
間ぁ、葉っぱにはあまり気が行きませんでした。
花序はまあ、筆っぽいと言えばそうかな。
花序、たくさんの小さい花の大集合です。上の方が色が濃くなっています。
全体としては銀色っぽい感じです。
よぉぉぉぉく見れば、なかなか綺麗なんですが、全体的には地味です。
小さい花ですが、先が尖った筒状で、先が5つに分かれます。
そして雄しべは5つ、葯が淡い紅色です。雌しべは1つです。
でも雄しべや雌しべが見えるのはほんの2~3個くらいでした。また、小さくて大変です。
このノゲイトウも「雄性先熟」です。
こんなにたくさんの端が次々に咲くのに、ひとつひとつの花は自家受粉を避けるように仕組みを持っているのかなんか不思議です。
そして出来る果実は胞果です。
あまり特長もないのかな・・
そしたら薬草として役にたっていたそうで・・・
全草と根は「青箱(セイショウ)」というそうで、殺虫・解熱・止血薬となり、種子は「青箱子(セ イショウシ)」といい、強壮剤や消炎・解熱剤になるそうです。
やっぱり、見た目だけでは分かりません。