里でこの花が沢山咲いたのはもの1か月以上も前のことです。

 標高で1000メートルくらいの山の中で会うと・・「誰?」って思います。

 そしたら教えてもらいました。

 

 「タチギボウシ」です。   漢字では「立擬宝珠」です。

 

 

 キジカクシ科、ギボウシ属の多年草です。

 本州中部以北、北海道、さらにシベリアやサハリン、南千島などの寒い所で暮らしているそうです。

 姿勢よくすっと茎を立てているので「立・・」って言うのでしょう。

 でも、調べたら、この母種は「コバギボウシ」で、コバギボウシの変種とされているのと、この区別はしない・・という見解があるそうです。

 

 

 そういえば、コバギボウシも花の咲き始めの頃は、すっと直立しているのもたくさんあるな・・って思います。

 そしたら、図鑑では「タチギボウシの葉は、コバギボウシりも葉が大きく、オオバギボウシよりも小さい」ってありました。

 へぇーーー。

 それって個体差の範囲では・・って思いますが、3つ並べて見たこともないので、「なるほど!」ということです。

 

 

 葉っぱの形が細長いのは「ミズキボウシ」という種類が別にあるそうです。西日本で多い仲間のようです。

 このタチギボウシは平地から亜高山帯でも暮らしていけます。

 葉は同じもの形、みんな根生して、葉脈はくっきり凹んでいます。

 

 

 花も細かくは違うかも知れません。

 雄しべは6つ、雌しべは1つです。 コバギボウシは雌しべが長く突き出ているのが特徴ですが、そういえばコレはそんなに長く出ていないようです。

 

 

 写真を探していたら今年撮ったもので、コバギボウシやオオバギボウシがありました。

 

 

 下のはオオバギボウシ。

 

 

 

 

 やっぱりいろいろあって難しいけど・・面白い。