ご近所に枝ぶりの整ったのを発見しました。

 そして花が咲き出しましたのでパチリしました。

 

 「コムラサキ」です。   漢字では「小紫」です。

 

 

 シソ科、ムラサキシキブ属の落葉低木です。

 日本では本州より南、沖縄まで、海外では朝鮮半島~中国、台湾でも暮らしています。

 

 

 毎年のことなので簡単にしましょ。

 庭でも多く植えられていますが、本来は山地、山麓の湿気のある所が好みだそうです。

 もちろんこれは園芸品種ですが、四方八方に枝が伸びて葉ッパも綺麗にならんでいます。

 

 

 葉っぱは対生について、形は倒卵状楕円形となっています。まっ、普通の葉っぱですが、よく混乱している「ムラサキシキブ」との違いは葉っぱです。

 

 

 葉の縁に鋸歯がありますが、全体に鋸歯があるのはムラサキシキブです。一方、このコムラサキは上というか、先の方に半分程度に鋸歯があります。

 また、葉っぱ全体は無毛ですが、裏に腺点があります。

 外見でもこんなに葉が行儀正しく並んでいるのはコムラサキです。

 

 

 この花の別名が「コシキブ」とか呼ばれますが、近所の園芸品店では、これを「ムラサキシキブ(コムラサキ)」として販売していました。

 ムラサキシキブは別だよ。

 

 

 花は葉腋からこれも規則正しく並ぶように咲きます。

 集散花序という付き方で、小さい花が沢山咲きます。

 薄紅紫色の花に付き出している雄しべの葯が黄金に光ります。

 

 

 

 花は筒状ですけど先が4つに裂けて、花びらが4つあるように見えます。そして思いっきり開いています。

 雄しべが4つ、先の葯が黄色で、雌しべは1つです。

 

 

 そして出来る果実は核果です。

 枝にそって並んで青紫色、濃淡は微妙にありますが、枝垂れるようにたくさん果実が付きます。

 

 

 この白い実ができるのを「シロミノコムラサキ」というのですが・・。

 年々人気がアップしている・・らしいです。