近郊の畑で咲いているのが2つありました。

 まぁ、珍しくもなんともありません・・。

 

 まずは「ジャガイモ」です。   

 ナス科、ナス属の1年草です。

 

 

 これがナス属というのがイマイチ納得感がありません。

 葉っぱとか、花、特に花を見ればナス属とわかりますが、食べるものを思うと・・ナスかい?

です。

 それでもコレは世界4大作物です。 ビッグ・フォーです。尊敬と感謝です。

 「米」、「小麦」、「トウモロコシ」とこれです。

 

 

 葉っぱは互生してついて、葉柄が長く、羽状複葉です。

 小葉は卵形で毛がありますが、縁に鋸歯はありません。

 

 

 花はお馴染み。この黄色い雄しべです。

 中心にある雌しべを取り囲むように雄しべが5つ、そして見事な葯がチャームポイントでしょう。

 

 

 今回調べてわかったことですが、実は果実が出来ないものもたくさんあるそうです。

 品種によっては果実を実らせることがあるそうで、その果実は液果だそうです。

 出来た果実は有毒で食べられないそうです。

 わかったことで改めてヘェェェェは

 ジャガイモの原種は「アンデス山脈の高山植物」ということです。

 

 

 ジャガイモって葉、茎、芽、果実などに「ソラニン」を含んでいるので一般には有毒植物とされているようです。

 ヒトがいただいている地下茎が塊状になったもの、芋も芽は注意と教えられています。

 

 

 

 そして別の所ですが・・

 咲いていたのがコレです。

 「ソバ」です。    「蕎麦」です。

 タデ科、ソバ属の1年草です。 

 

 

 何年か前に某昭和記念ナントカ公園でたくさん咲いているのを見ました。

 ソバも栽培の歴史や品種もいろいろあるので・・これがなになのかは分かりませんけど・・。

 花色も白、薄紅、赤系とありますし、4月に播いて7月頃収穫、8月に播いて10月に収穫できるものと・・とにかく早く収穫できること、痩せた土地でも育つこと・・などで救荒植物として大変お世話になっています。

 

 

 故郷は中国の四川省チベット自治区あたりで野生種が確認されているそうです。

 日本には5世紀には入って栽培されていたようです。

 

 ここはソバを打つために栽培しているようには見えませんが(少ない)・・

 メモを見ると、栽培品種のソバは自家不和性が強く、異型花型の花がないと受粉できないということでした。

 

 

 雄しべ、雌しべの型です。

 「雌しべが長く、雄しべが短い長花柱花」と「雌しべが短く、雄しべが長い短花柱花」との間でしか受粉できないそうです。

 白い花びらになっているのは萼片で5つ、雄しべが8つ、雌しべは1つです。

 

 

 もちろん出来る果実は痩果です。

 思い出すソバ畑といえば、やはり信州の御嶽・開田高原や戸隠・・そして一番は北海道の斜里岳山麓です。