意外と久しぶりかも・・。

 ブログではよくアップされているのでお馴染みですけど。。。

 この花やトケイソウ、本当に不思議な花です。

 

 「ニゲラ」です。  別名が「クロタネソウ(黒種草)」です。

 

 

 キンポウゲ科、ニゲラ属の1年草です。

 故郷は地中海沿岸、ヨーロッパ南部西アジアだそうです。

 世界には仲間が16種いるとか・・比較的少数派ですが、このユニークさですから目立ちます。

 もちろん日本で育てられているのは改良されたものですけど、今回のは「ブルー・イスタンブール」という品種かも・・らしいです。

 一般的に普及しているのは「ニゲラ・ダマスケナ」というようです。

 他にも「ペルシャンジュエール」とか「アフリカン・ブライド」なども人気者です。

 

 

 それでも日本には江戸時代の終わり頃に連れて来られたそうです。

 とにかく、初めて見た人は(素直な人ですが)目がテンになります。

 自分は目がテンテンテンになりました。

 

 先ずは葉っぱです。 互生して付きますが、葉っぱというより殆ど棘でしょう。

 細かく細く裂けて糸状です。ここまで細くしているのは「トゲ」に見せているとしか思えません。

 獣たちが天敵だとすると、「近寄るな、トゲが痛いぞ」って言っているようです。

 

 

 花も不思議。さすがにキンポウゲ科です。

 花弁、花びらに見えるのは、やはり萼片です。数は不定、5~10枚くらいでしょう。

 おしべがたくさんあり、雌しべは5つです。

 

 

 花びらの間にもトゲトゲが・・これは総苞片だそうです。コレもトゲトゲです。

 こんなに変身して身を守る必要があったのでしょう。

 いったい故郷はどうなっているのかい・・?

 最近は八重咲のも紹介されています。

 

 

 葉っぱもすごい、花はもっとスゴイ、そしたら果実は超スゴイ・・かも。

 

 

 なんか見てると怖くなりそうです。

 出来る果実は蒴果ですが、図鑑によっては袋果としているのもあります。

 果実には稜があり、先にまるで角が生えているようです。

 

 

 この果実が熟してくると黒い種子がたくさんできます。この黒いタネから「ニゲラ」の名前がついているようです。