実はこの花を見て「きれいなユリね」っていう人がいました。

 聞こえて聞こえないフリをしていました・・でも、つい最近まで自分もそう思っていたりしたので

偉そうに言えません・・・。

 

 

 まぁ、今でも分かっているような、知ったつもりになっているだけですけどね。

 「クリナム」です。

 このクリナムという呼び方はヒガンバナ科のハマオモトの仲間たちのことだそうです。

 

 

 有名なのはなんといっても「ハマユウ」です。

 ハマユウは「ハマオモト」とも呼ばれます、

 日本の関東以西の海岸近くで暮らしています。

 花びらが細くヒモのようになって強く反り返ります。

 そして夜になると妖しい香りを放つのです・・・。

 

 その仲間たちが最近、ウチの近くにたくさん植えられています。

 

 

 ここから以下は自分であまり理解できていません。2021年のメモですから、間違えている可能性もあります・・。読み飛ばしてください・・。

 

 単純に「インドハマユウ」って覚えていたのですが、資料で確認すると・・・

 どうやら誤解されているのも多いようです。

 まぁ、世界には130種とか180種とか言われ、それに園芸品種もたくさん作られているので、わからなくても当然ですが・・・でもちょっと悔しいし・・

 

 

 どうせウチの近くのはみんな園芸品種だとは思いますが・・

 

 資料などでは主なものは

 「クリナム・パウエリー」という種で、クリナムの種間交配によってつくられた耐寒性のあるものだとか。花色はピンクです、

 このパウエリーで白花のが「パウエリー・アルバ」という品種、また赤花の「エレンボサンケット」というのもありました。

 

 

 そもそも「クリナム・パウエリー」は南アフリカ産の「ブルビスペルムム種(異名がロンギフォリウム種)を種子親、ムーレイ種というのを花粉親として作出されたもので、1873~74年にパウウェル氏によるものだそうです。なのでもう150年近くも歴史があります。

 そして日本には1925年にやって来たそうです。

 

 

 調べていくとややこしくなったのですが、インドハマユウは「ラティフォリウム種」に付けられた和名なので、上記の一般的なパウエリー種ではありません。

 この辺りがみんなごちゃごちゃになっているそうです。

 


 インド・ハマユウと呼ばれているものは「アフリカハマユウ」のことで、別名が「インドハマユウ」という。もともとは南アフリカのハマオモト属の栽培品種のことをいいます。

 その特徴は図鑑では

①鱗茎が直径で20cmくらいになる。

②葉っぱは長さが60~100cmほど。

③花茎が長いと90cmくらいにもなる。

④1花茎に花を10~20個くらいつける。

⑤花筒は10cmくらいで緑色を帯び、花被の幅は2.5cm、長さは10cm。花被の外側中央は

  淡赤。

⑥雄しべは花びらより短く、雌しべは長い。 ・・・とあります。

 

 

 原種には花びらに赤い筋が入ったものが多く、園芸種ではピンク、赤、白などがある。

日本に多く紹介されているのは花が真っ白で「テッポウユリ」に似た品種で、これが明治時代に連れて来られて、「インドハマユウ」と呼ばれたのです。

 ずっとそう呼ばれていたのですが、分類学の進歩等で、最近になって学名も改められ、呼び名も「アフリカハマユウ」となりました。

 このアフリカ・・とインド・・の一番の違いは、アフリカハマユウには花柄がはっきりとあるが、インドハマユウには花柄が殆どないそうです。

 

 インドハマユウと呼ばれているのが3つあります。

 

①「インドハマユウ」 これは原産地が名前の通り、インド~スリランカ、タイやベトナムにかけ

 てです。鱗茎が直径で12~15cm、葉っぱは長さが60~90cm、花は10~20個付きます

 が、上記のように花柄が殆どないか、あってもごく短い。

 花びらは白ですが、基部は緑色を帯びるか又は紫色の縞があるのが特徴です。


②同じ呼び名の「インドハマユウ」。これはアフリカ~インドやスリランカを原産地としているも

 ので、鱗茎は①と同じ、葉っぱは50~100cm。花茎が長いのが特徴で75cm以上のもの

 が多く、花数は①より少しすくない8~12個程度、そして花柄はありません。花色は白。

 

③そして「インドハマユウ」と混同されてきた「アフリカハマユウ」です。クリナム・ブルビスペル

 マム種です。葉っぱは50~80cmの長さで少し短め。花茎も50~70cmくらい。 

 花ぴらはピンク~赤が普通、白もあります。花柄は2~6cmくらいです。

 

 みんな仲良くして、まとめて1つにしてほしい。