久しぶりです。近所では1か所だけです。それも資材置場の横です。

 なぜか、花壇では見られません。

 

 「コンロンカ」です。

 漢字なんてと思いますが、ちゃんとあります。「崑崙花」です。

 

 

 アカネ科、コンロンカ属の常緑小低木です。

 南の暖かいところで暮らしています。日本では鹿児島、種子島、南西諸島などですし、台湾や中国の南部です。

 別名が「ハンカチの花」、とか「ムッサエンダ」・・
 

 

 なんで「コンロンカ」というのか?

 調べたけど‥すっかり忘れ、閻魔帳でも見つかりません・・。

 コンロン(崑崙)と言えば、まずは中央アジアに君臨する大山脈の「崑崙山脈」です。

日本列島もすっかり入ってしまう3000キロに及ぶ超大山脈。最高峰7723メートルです。6000メートル以上の高峰が200以上もあります。

 でも、このコンロンカは暖かい所の植物ですから・・ちょっと違うでしょう。

 

 

 そしたら、別の「コンロン」がありました。 それは「中国の伝説上の山岳」だそうです。黄河の上流、そして源で、「玉」を産出するところです。さらに「仙女の西王母」がいる所だそうです。 この話からついた名前らしい・・・?

 この仲間は世界に200種もあるとか・・みんな熱帯に暮らしているようです。

 なので、この花も厳密には別の名前(品種名)があると思います。

 

 

 葉っぱは対生について、卵形~楕円形や披針形でいろいろ。

 しわしわの葉っぱです。

 花は黄色の五弁花です。

 でも、気になるのが白い葉っぱ・・・どう見ても・・白い葉っぱでしょう。

 今流行りの「ハンゲショウ」と同じものでしょうか、また、マタタビや「ハンカチノキ」?

 

 

 この白い葉っぱ・・調べると「カリコフィル」というものだそうです。 交響楽団ではありません。

 カリコフィルのことも、もちろん知らないので、 調べると「いくつかの花序の花の萼片のひとつが広がって大きくなったもの」だそうです。

 つまり、これは萼片が変身したものだそうです。

 

 

 とすると、このカリコフィルの役目は「昆虫にアピール」するためですね、言わば装飾花みたいなものでしょうか・って単純に思ってしまいます。まぁ、それくらいしか思いつきませんけど。

 

 

 一枚頂いてアップしました。

 どう見ても白い葉です。

 

 

 

 花は長い筒状で、先が広く広がって、大きく5つに分かれます。

 

 

 

 雄しべは5つ、雌しべは1つです。

 

 

 でも今回はよく花の構造など、わかりませんでした。

 

 

 

 出来る果実は漿果です。肉質で球形や楕円形です。

 でも、謎いっぱいですが、とっても不思議、魅力的な花です。